軍用小火器 500 種類詳解、最新銃器図鑑が4/15に発売
世界各国の軍隊で使用されている軍用小火器 500 種類を 1,100 点のオリジナル写真と詳細な解説で記した、ファン待望の最新銃器図鑑「オールカラー最新軍用銃事典」が 2013 年 4 月 15 日 並木書房からリリース。現在ネット予約受付中。A5 判・560 頁から成り、価格は 4,700 円+税。著者は、この分野での世界的権威として知られる床井雅美 氏。ワシントンにある小火器国際研究所 (IRSAIS) 常任アドバイザーをつとめ、現在、銃器専門誌『GUN Professionals』編集長で活躍している。
世界の軍用小火器 500 種類を 1,100 点のオリジナル写真で詳解
床井 雅美 著 オールカラー最新軍用銃事典
A5 判並製 560 ページ、定価 4,700 円 (税別)、2013年4月15日刊
http://namiki-shobo.co.jp/military/
本書の構成は、軍用小火器を種類別にグループ分けしている。そのグループとは、①ピストル(拳銃)、②ライフル(小銃)、③サブ・マシンガン(機関短銃)、④スナイパー・ライフル(狙撃銃)、⑤マシンガン(機関銃)、⑥ショットガン(散弾銃)、⑦グレネード・ランチャー(擲弾発射器)、⑧アンチ・マテリアル・ライフル(対物射撃銃)の8つである。
この中で、大口径弾薬を射撃するアンチ・マテリアル・ライフル(対物射撃銃)は、遠距離の狙撃用ライフルとして製造されたり、遠距離狙撃ライフルとして使用する軍隊があることから、大口径弾薬を射撃する銃器を同一グループとして、「アンチ・マテリアル・ライフル、ロング・レンジ・スナイパー・ライフル(対物射撃銃、遠距離狙撃銃)」としてまとめた。また一般のスナイパー・ライフル(狙撃銃)は、専用スナイパー・ライフルとして製造された製品もあるが、多くのスナイパー・ライフルは一般的な歩兵用ライフルとの区分が極めて曖昧なことから、すべて「ライフル」としてまとめた。
各グループは、その開発生産メーカーの所在国別とし、その順序は国名のアルファベット順になっている。各国内の小火器の順序は、新型のものから順に掲載することを基本としているが、現代の小火器はさまざまな発展をとげているため、同一メーカーの製品をまとめたり、同一使用目的の製品をまとめたりしたことから、この原則は必ずしも守られていない。
読者が素早く目的の軍用小火器を見つけるには、巻頭の「目次」から目的の小火器名を見つけ出すことをお勧めする。また巻末には「銃器別・名称索引」と「国別・銃器名称索引」の2つの索引を掲載している。もし生産国だけが判明し、目的の小火器名が判然としない場合は、目的の小火器のグループの生産国ページを順に見ていただきたい。
軍用小火器は、第2次世界大戦後、限られた種類のものに統合される動きがあった。だが、多様化する現代戦のニーズにより、再び細分化される傾向にある。現在、多くの使用目的に即した火器が製造・供給されている。
「対テロ戦争」という新たな概念が登場し、要求される軍用小火器の性能や特徴が多様化したため、本書の8グループでさえ、その境界線が不明瞭になってきているのが実情である。
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