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ボーイング社、新型のアパッチとチヌークの開発を検討

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ボーイング社、新型のアパッチとチヌークの開発を検討ボーイング社、新型のアパッチとチヌークの開発を検討
ボーイング社は現在、よりスピードの速い AH-64 アパッチと、より重い物を運べる CH-47 チヌークを開発している。Armed Forces Iternational紙が 2014 年 6 月 26 日付けで報じた。

アパッチは 1984 年に初飛行し、世界中で使われている攻撃ヘリコプターで、その後も改良が重ねられ、現在は AH-64E アパッチ・ガーディアンがその最新型だ。AH-64E は米陸軍と中華民国陸軍で運用されており、また近々韓国陸軍へも導入される予定ことになっている。

だが、ボーイング社ではすでに、さらに新しい AH-64F の構想が暖められている。

AH-64F は新型タービン・エンジン開発計画、ITEP (Improved Turbine EngineProgramme) で開発されたエンジンが搭載され、格納式のランディング・ギア、さらに前進する推力を稼ぐためにテイル・ローターを 90 度回転させる機構などが盛り込まれ、飛行スピードが向上するという。
ボーイング社、新型のアパッチとチヌークの開発を検討
一方チヌークは 1961 年に初飛行し、世界中で使われている大型の輸送ヘリコプターで、やはりこちらも改良が重ねられ、現在は CH-47F が最新型だ。CH-47F は現在も生産が続けられており、2019年までに全機納入される予定だ。

その次世代機となるかもしれない CH-47H は、機体構造とエンジンが強化され、現在よりも最大離陸重量が 2,000 kg ほど向上するという。

ボーイング社によれば、AH-64 シリーズは 2040 年まで次世代の攻撃ヘリコプターに取って代わられることはなく、また、また CH-47F も 2060 年まで引退はしないだろう、と述べている。

Armed Forces International 2014/06/26
Photo 1 : Army pilots near Mesa, Ariz., fly the new AH-64E Apache Longbow. / U.S. Army
Photo 2 : Twelve new CH-47F Chinook helicopters line pier 3 - 5 at Joint Base Pearl Harbor- Hickham, in Honolulu / Photo Credit: Sgt. Karl Williams
Image is for illustration purposes only.
Text : 鳥嶋真也 - 002


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