IED・ロケット弾の攻撃を 17 回受けて生き延びた英軍兵士が戦友救助で勲章授与
戦地・アフガニスタン、イラクの最前線で延べ 17 回に渡って、路傍に仕掛けられた簡易爆発物・IED (Improvised Explosive Device) やロケット弾の爆発に晒され、生き延びた兵士が勲章の栄誉を受け取った。英国陸軍の准尉 (WO-1) Patrick Hyde 氏 38 歳がその人で、2007 年に編成された英陸軍の歩兵連隊「The Rifles」の機甲化歩兵大隊となる第 4 大隊に所属する。バッキンガム宮殿で、英国三軍の元帥を務めるウェールズ公チャールズ (Prince of Wales) より武功十字章 (Military Cross, ミリタリークロス) が贈られた。武功十字章は、陸上戦闘において抜群の武勲を挙げた者、勇敢な行動を示した者に対して贈られるもので、今回の勲章授与の直接要因は、2013 年 7 月 19 日に起きたアフガニスタン Helmand 州での IED 爆発に際して、負傷した仲間の兵士を果敢に救出した功績が認められたことによるもの。17 回もの攻撃を受けた中には、間一髪でまさに命拾いしたようなエピソードも含まれているが、奇跡的にも同氏は、擦り傷や打ち身によるアザがある程度で切り抜けることができたという。多くの爆発事案に絡んだことから他者は彼のことを「Bomb magnet」と呼び、本人は爆発事案について「職業上の危険 (occupational hazard) 」と片付けている。
Telegraph 2014/07/11
Photo : Daily Mail 2014/07/11
UK Army Bravery recognised in honours list 2014/03/21
About 4th Battalion The Rifles / British Army
Telegraph 2014/07/11
Photo : Daily Mail 2014/07/11
UK Army Bravery recognised in honours list 2014/03/21
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