NEWS

DARPA、軽量化と強靭さを両立した装甲車両の開発計画 GXV-T を立ち上げ

海外軍事 Comments(0)
DARPA、軽量化と強靭さを両立した装甲車両の開発計画 GXV-T を立ち上げDARPA、軽量化と強靭さを両立した装甲車両の開発計画 GXV-T を立ち上げ
米国防総省の国防高等研究計画局 (DARPA) は 8 月 18 日、GXV-T (Ground X-Vehicle Technology) と名付けられた、新しい装甲車両の開発計画について発表した。

従来の戦車や兵員輸送車などの軍用車両は、身を守るために分厚い装甲を持つ必要があり、それは車両重量とコストの増加をもたらした。その結果、世界各地への迅速な展開や、通行できる道路などにおいて制限が生まれるなど、多くの弊害を招いている。また武器の威力が上がり続けるのに合わせ、装甲は分厚くなる一方であった。

そこで DARPA では、「身を守り続けるために、装甲を分厚くし続ける」という傾向に終止符を打つべく、まったく新しい装甲車両の開発計画 GXV-T を立ち上げた。同計画のコンセプトは、敵からの発見や攻撃、着弾を回避することで、装甲を分厚くする以外の方法で生存性を高め、同時に可動性を高めようというものだ。

要求事項として、車両のサイズを現在の 50 % まで小さくし、運用に必要な人員も 50 % 減らし、かつ走行スピードは 2 倍に、そしてステルス性を高めることなどが挙げられている。

DARPA の担当者は「 X プレーン計画が、過去 60 年に渡って航空機の性能を向上させたことにインスパイアされて、私たちは将来の装甲車両を、より機動性や戦闘能力、安全性が高く、そして安価にするため、革新的な基礎研究と開発を行うことを計画している」と述べている。

DARPA 2014/08/18
Image: GXV-T Artist's Concept / DARPA
Text : 鳥嶋真也 - 003


同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop