米国マサチューセッツ州に本拠を持つスポーツ用品メーカーのニューバランス (New Balance) が、ブートキャンプなどで新兵が使うランニングシューズへの納入を目指した新たなプロトモデルを発表した。

発表されたのは「950v2」と呼ばれるモデルで、米国で国防製品の素材調達において、国産品の使用を義務付ける法律、「Berry Amendment」に準拠させたスニーカーとのこと。

ニューバランスは軍に 100% 米国製のシューズを提供する唯一のメーカーでは無いが、実績十分なことからも、注目最右翼に挙げられている。

陸海空の各軍で新兵は、1 回につき 80 米ドルの手当てが支給され、海外製のシューズ購入に充てられてきた。背景には、純国産のランニング用途に適したシューズが市場に存在していなかったことが挙げられ、Berry Amendment の適用除外となっていた。

同社スポークスマンは、「米国内で働く当社の職人らは偉大な働きをしている」「海外に流れていた産業を食い止め、新たな息吹を吹き込む」「国防総省が国内製造業の後援にあたってくれると考えている」とのコメントを寄せている。

Army Times 2014/08/31
Photo: Congresswoman Nikki Tsongas 2014/08/24