USS ポンスに搭載された試作レーザー兵器システムの、発射デモンストレーション動画
米海軍は 12 月 9 日、USS ポンスに搭載されたレーザー兵器システム (LaWS: Laser Weapon System) の、発射のデモンストレーションの様子を収めた動画を、YouTube チャンネルで公開した。
トレントン級ドック型輸送揚陸艦 USS ポンスは現在、レーザー兵器システム (LaWS: Laser Weapon System) の試作機を搭載し、8月からペルシャ湾において 12 か月にわたる運用試験を行っている。このレーザー兵器システムは NAVSEA (Naval Sea Systems Command) によって開発されたもので、30 kW 級の出力を持つ。これは商用の 5.4 kW 級レーザーを 6 基束ね、そこに米海軍研究所 (Naval Research Laboratory) が開発したビーム・コンバイナーが組み込まれた構造をしているとのことだ。またコスト削減を目的に、取り付け台や望遠鏡、赤外線センサーなどは既存の部品が多く用いられているという。
動画はまず、LaWS を覆うカバーが外れ、外に現れるところから始まる。続いて標的となる無人のボートが海に浮かべられ発進。そして USS ポンスの艦内から、タッチディスプレイや、ゲーム機のようなコントローラーを使い、その無人のボートに搭載された兵器のみに対して攻撃を仕掛ける。ボートそのものやマネキンには被害を与えることなく、レーザーで炙られた兵器は破壊され、試験は成功している。
また動画の後半では、上空を飛ぶ無人航空機を迎撃する様子も収められている。
U.S. Navy 2014/12/09
Text: 鳥嶋真也 - FM201412
トレントン級ドック型輸送揚陸艦 USS ポンスは現在、レーザー兵器システム (LaWS: Laser Weapon System) の試作機を搭載し、8月からペルシャ湾において 12 か月にわたる運用試験を行っている。このレーザー兵器システムは NAVSEA (Naval Sea Systems Command) によって開発されたもので、30 kW 級の出力を持つ。これは商用の 5.4 kW 級レーザーを 6 基束ね、そこに米海軍研究所 (Naval Research Laboratory) が開発したビーム・コンバイナーが組み込まれた構造をしているとのことだ。またコスト削減を目的に、取り付け台や望遠鏡、赤外線センサーなどは既存の部品が多く用いられているという。
動画はまず、LaWS を覆うカバーが外れ、外に現れるところから始まる。続いて標的となる無人のボートが海に浮かべられ発進。そして USS ポンスの艦内から、タッチディスプレイや、ゲーム機のようなコントローラーを使い、その無人のボートに搭載された兵器のみに対して攻撃を仕掛ける。ボートそのものやマネキンには被害を与えることなく、レーザーで炙られた兵器は破壊され、試験は成功している。
また動画の後半では、上空を飛ぶ無人航空機を迎撃する様子も収められている。
U.S. Navy 2014/12/09
Text: 鳥嶋真也 - FM201412
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