米陸軍、特殊作戦軍に配備済のモジュラー式の新型手榴弾「SOHG」を試験
米陸軍がモジュラー式の新型手榴弾 (ハンドグレネード) を最近、ジョージア州フォートベニング基地にある中核研究拠点 (MCoE : Maneuver Center of Excellence) で評価試験に供した。(U.S. Army Photos by Angie DePuydt)
「SOHG (Scalable Offensive Hand Grenade) 」と名付けられたこの手榴弾は、爆風効果 (blast effect) を追求したデザインとなり、ベースとなる手榴弾にセパレート式のモジュールを付加することができるというもの。兵士は戦況に応じて、ダブルまたはトリプル構成の手榴弾を投じることで、敵脅威の効果的な排除が可能になる。
「SOHG (Scalable Offensive Hand Grenade) 」と名付けられたこの手榴弾は、爆風効果 (blast effect) を追求したデザインとなり、ベースとなる手榴弾にセパレート式のモジュールを付加することができるというもの。兵士は戦況に応じて、ダブルまたはトリプル構成の手榴弾を投じることで、敵脅威の効果的な排除が可能になる。
SOHG の開発を手掛けたのは、ノルウェーの Nammo Group 傘下の企業。Nammo Group は、北欧の防衛関連企業のメジャー 3 社 (Celsius AB、Patria Oyj、Raufoss ASA) による合弁が主体で、ノルウェー政府関連の資本が投入されている。
米軍特殊部隊から「特定の状況に応じて使い分けの可能な、モジュラー式でフレキシブルな手榴弾」という開発要求がなされ、それに応えるべく「One Nammo」の号令下、フィンランドの Nammo Vihtavuori、Nammo Lapua、米国の Nammo Talley がその英知を結集させて製品化に漕ぎ着けている。
Scalable Offensive Hand Grenade (SOHG)
TECHNICAL DESCRIPTION
* Base grenade with non-removable 3.5 sec fuze and auxiliary explosive modules to increase effect
* Maximum configuration is Base +2 modules (345g)
* Each module has 115 grams (1/4lb) of Insensitive Munitions (IM) qualified secondary explosive
* Three stage Safety Pin
•~4lb unlocked pin pull
•No brush lock required
* Reliable, fielded fuze with enhanced safety pin
* Composite case, fuze body, and spoon to minimize fragmentation
* Fielded in US SOCOM and Finland Defense Force
2014 年 11月に発行された米陸軍遠征戦士実験 (AEWE: Army Expeditionary Warrior Experiments) のレポートによると、米特殊作戦軍 (USSOCOM: U.S. Special Operations Command) は 2010 年に、SOHG の運用を成功裏に収めていることが記されている。また、フィンランド軍で既に配備されていることにも言及している。
Army Expeditionary Warrior Experiments official FaceBook 2015/01/22
AEWE 2015 / Benning.Army.mil 2014/11/17
Nammo Group 2014/04/24
About Nammo Group
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