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米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」が、ホンジュラス警察のエリート部隊「TIGRES」に訓練を手解き

海外軍事
米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」第 7 特殊部隊グループ (7th Special Forces Group (Airborne) / 7th SFG (A) ) をホストに、フロリダ州のエグリン空軍基地で、ホンジュラスの警察エリート部隊「TIGRES」を招いた訓練がおこなわれた。訓練は、2 月後半の 2 週間を使って実施され、その時の様子を収めた写真が 7th SFG (A) 公式 FaceBook と DVIDS 上に公開されている。

Honduran TIGRES Conduct Culmination Exercise / 7th SFG (A)

ホンジュラスは、中央アメリカ中部に位置する共和国で、その国土面積は日本の約 3 分の 1 弱。その地理的条件から「麻薬の経由地」として利用されることが多く、南米から北米に密輸されるコカインの約 80% はホンジュラスを経由している。そして治安は非常に悪く、10 万人当たりの殺人発生率は「79.0 人」となっており、世界最悪レベルを記録している。なお、参考までに日本での 10 万人当たりにおける殺人発生率は「1.0 人未満」となっている。

今回ホンジュラスから送り込まれた TIGRES はスペイン語で、「Tropa de Inteligencia y Grupos de Respuesta Especial de Seguridad」の頭文字から取っており、英訳すれば「Groups Troop Intelligence and Security Special Response」という意味になる。

2012 年、緊縮財政下にもかかわらず、TIGRES 創設に当たっての議案が国内で審議された。ホンジュラス国内には、米国の警察特殊部隊 SWAT との訓練をこなしてきた「Cobra (コブラ) 」と呼ばれる、これまた同様の警察エリート部隊が既にあったが、当時のロボ (Lobo) 大統領の肝煎りの下で TIGRES が創設されたという経緯がある。

今回おこなわれたグリーンベレーとの訓練は、国内における治安の不安要素である麻薬密売 (narcotic trafficking) や人身売買 (human trafficking) をおこなうグループらへの対抗を掲げておこなわれている。

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    SF Soldiers Train Honduran TIGRES / 7th SFG (A)

    一方の米側ホストである「グリーンベレー」、7th SFG (A) は、4 個 特殊作戦大隊と 1 個 支援大隊の計 5 個 大隊で構成されている。また、その大隊は A ~ C まで 3 個の特殊作戦中隊と、1 個 支援中隊で構成。そしてその中隊には、ジャンプ降下や戦闘ダイビング、山岳作戦に長けた 6 個の ODA (Operational Detachment Alphas) が控える。中隊司令部は「ODB (Operational Detachment Bravo) 」または「B-Team」として知られ、11 ~ 13 名の兵士で構成。兵站や通信、情報支援の側面で A-Team をサポートしている。

    2011 年に 7th SFG (A) は、2005 年に掲げられた基地再編・閉鎖計画の一環に基づき、ノースカロライナ州フォートブラッグ基地から、フロリダ州エグリン空軍基地へ移転している。

    U.S. Army 2015/03/03
    About Honduras TIGRES / Teal Group via Huffingtonpost 2013/07/15
    About 7th Special Forces Group (Airborne)
    Japanese Ministry of Foreign Affairs / Overseas Safety
    Photo: Green Berets train close quarters battle to Honduran TIGRES / 7th SFG (A) via DVIDS 2015/03/03

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