豪リアリティー番組、出演者 3 名を IS (イスラム国) の銃撃が飛び交うシリア最前線へ送り込む
イギリスのニュースサイト:Daily Mail Online によると、オーストラリアの公共放送局:SBS( Special Broadcasting Service ) のリアリティー番組『 Go Back To Where You Came From:Season 3 sneak peek 』が、シリア国内のISIL (イスラム国) との最前線に出演者3名を送り込んだ模様を放送すると報じている。
「 Season 3 sneak peek 」はオーストラリアの難民受入問題に焦点を当てた番組で、豪ダーウィン / インドネシア編、タイ / ヨルダン編、シリア / バグダッド / カンボジア編、の全3回で構成されており、出演者のオーストラリア人6名が、難民密輸ルート、人身売買の現場、難民キャンプ、戦場の最前線などに訪れながら、難民の実態を伝えていく。
全3回の最終話となるエピソード3では出演者の内3名( Nicole、Kim、Andrew )が、クルド人武装勢力の誘導の下でシリア国内の最前線を訪れており、ISILからの銃撃を受けながら建物間を移動する模様が番組予告編に映し出されている。
「 Season 3 sneak peek 」はオーストラリアの難民受入問題に焦点を当てた番組で、豪ダーウィン / インドネシア編、タイ / ヨルダン編、シリア / バグダッド / カンボジア編、の全3回で構成されており、出演者のオーストラリア人6名が、難民密輸ルート、人身売買の現場、難民キャンプ、戦場の最前線などに訪れながら、難民の実態を伝えていく。
全3回の最終話となるエピソード3では出演者の内3名( Nicole、Kim、Andrew )が、クルド人武装勢力の誘導の下でシリア国内の最前線を訪れており、ISILからの銃撃を受けながら建物間を移動する模様が番組予告編に映し出されている。
Go Back To Where You Came From participants encounter ISIS / SBSAustralia
この番組の趣旨は、オーストラリアへ亡命を申請する者たちの旅を遡ることで、彼らの置かれた実情を映し出し、難民受入問題について国内議論を誘発することにある。オーストラリア政府の移民政策は以前より問題となっており、ナウル共和国やパプア・ニューギニアのマヌス島に政府が作った難民拘置所(難民収容所)などでの人道面における対応が物議を醸している。
2012年に放送された同番組のシーズン2は政府を巻き込む議論へと発展し、僅かながら政策の進展をみせたようだ。尚、本番組では、元難民、反対派の意見、拘置所の内部告発などのインタビューが放送予定で、前回以上に踏み込んだ内容になっているとのこと。
リアリティー番組は世界各国で様々な趣向のモノが放送されているが、社会派に特化しつつ命を落としかねない現場に臨む本番組のスタイルは、世界的に見ても希有な存在といえよう。
「 Season 3 sneak peek 」は、SBS で7月28日から三夜連続の放送が予定されている。
Go Back To Where You Came From
Daily Mail 2015/07/15
Text: 弓削島一樹 - FM201507
2012年に放送された同番組のシーズン2は政府を巻き込む議論へと発展し、僅かながら政策の進展をみせたようだ。尚、本番組では、元難民、反対派の意見、拘置所の内部告発などのインタビューが放送予定で、前回以上に踏み込んだ内容になっているとのこと。
リアリティー番組は世界各国で様々な趣向のモノが放送されているが、社会派に特化しつつ命を落としかねない現場に臨む本番組のスタイルは、世界的に見ても希有な存在といえよう。
「 Season 3 sneak peek 」は、SBS で7月28日から三夜連続の放送が予定されている。
Go Back To Where You Came From
Daily Mail 2015/07/15
Text: 弓削島一樹 - FM201507
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント