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夜間作戦でターゲット捕捉能力を向上させる 米陸軍の最新ワイヤレス・ウェポンサイト

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米陸軍は、ENVG III/FWS-I (Enhanced Night Vision Goggle III and Family of Weapon Sight-Individual) 計画の下、夜間の交戦など視界不良の中で特に威力を発揮する新たなウェポンサイトの開発に取り組んでいる。


PEO Soldier FWS I and ENVG III clip / Army News Service (ARNEWS)
従来の光学照準器では、エイミングの際に覗き込む動作が発生していた為に遅く、しかも視界が制限されていたが、FWS-I ワイヤレスにより視野を広く保ったままの状態で、装着させたゴーグル越しに敵ターゲットを捕捉し、精確な射撃を可能とする。

FWS システムは、非冷却型で前方照射の赤外線技術を使っており、小型で軽量、バッテリー駆動、堅牢、静粛といった特徴を持ち合わせている。 FWS Individual (FWS-I) と FWS Crew Served (FWS-CS) の他、FWS Sniper (FWS-S) の 3 種類がラインナップされている。
暗闇における兵士の射撃能力とその精度向上において、飛躍的な能力 (=RTA: Rapid Target Acquisition) を持つことが出来るとして、実動部隊への導入に期待が寄せられている。

一方の ENVG 技術は既存の夜間暗視装置である PVS-14 に、サーマルビジョンの機能を付加させた強化版個人用装備。初期型 ENVG は 2009 年にサービス開始しており、その後に改良版である ENVG II の支給がおこなわれている。陸軍では更に発展された最新の ENVG III を 2017 年にも支給する計画にある。

関連記事:
AN/PSQ-20 ENVG

Military.com 2015/07/23
Family of Weapon Sights (FWS) / PEO Soldier Live 2015/02/23

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