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英国防省、2020 年代の実戦投入を目指す 兵士装備計画「FSV (Future Soldier Vision) 」

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英国防省、2020 年代の実戦投入を目指す 兵士装備計画「FSV (Future Soldier Vision) 」
英国防省が進めている近未来の兵士装備計画・「FSV (Future Soldier Vision) 」を紹介するトレーラーが公開となった。

これらの未来的な装備キットの数々は、軍用途で進められている研究や、民生向け技術の結集に基づき、2020 年代での実戦投入が見込まれている。初度フェーズについては、国防科学技術研究所 (Dstl: Defence Science and Technology Laboratory) と陸軍、Kinneir Dufort 社、SEA Ltd がパートナー関係の中で開発している。

FSV の実現に向けた作業は、「兵士の生存性」「状況認識能力」「ネットワーク通信能力」といったキーワードに基づき構築が進められており、以下に掲げた各種アイテムが盛り込まれている。
頭部を防護するヘルメットには「ヘッドサブシステム」が組み込まれ、聴力の保護、統合化された電源供給システム、軽量設計の各種インフォメーション共有システムなどで構成されている。

また、兵士の目を保護するゴーグルは、スマートグラスとなっており、ヘッドアップディスプレイ、カメラ機能搭載の他、聴覚を妨げることなく周囲の状況認識を高める為の骨電動式通信システムが搭載されている。

そして胴体部分については、着用者によってカスタマイズができ、電源供給との統合を図ることも可能。また緊急時には迅速にアーマーを取り外すことができるような配慮がなされる他、ショルダーパッドについては、必要に応じて取り付けの選択ができるようになっている。

手首に取り付けられた腕時計型のスマートウォッチをみてみると、ウェアラブル通信システムのコンセプトとして提示されたものとなっており、兵士の生体データを記録するために各種センサー類が組み込まれている。

defenceheadquarters 2015/09/16
UK Army 2015/09/17

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