米国でコルト1911 のサープラス販売開始へ。オバマ大統領が署名

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アメリカ軍のサープラス販売(払い下げ・余剰品販売)といえば、前線の兵士たちが使った戦闘服やブーツ、野戦食の食器など、アウトドアで重宝しそうなものばかりと思われがちだが、実は銃器なども販売している。

アメリカには、民間射撃プログラム(Civilian Marksmanship Program)というものがあり、スポーツ射撃の興隆や民間の射撃技術の向上を目的として、老朽化した火器を民間市場へ払い下げることがある。
このプログラムで払い下げられる銃器の代表は、M1ガーランドやM1カービンなどであるが、このたび、オバマ大統領はアメリカ軍に保管されている膨大な量のコルト1911を払い下げるプログラムに署名した。かつての銃規制法案の1087項を修正し、M1911およびM1911A1の中古ピストルが一般市場で売買されるようになる。

払い下げ対象となる1911は、古いもので第1次大戦に使用されたものから、新しいものは砂漠の嵐作戦で使用されたものであり、非常に安価に手に入れることができるようになる。

現在、軍は、10万丁の1911を保有しているが、これらは何の役にも立たないだけでなく、保管に関わる経費も膨大なものになっている。

この歴史的に重要な火器は、今や順法精神のある所有者の元へ移ることで、政府の財政健全化に役立つことになる。

Outdoor Hub 2015/11/30
Text: 友清仁 - FM201512

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