46 億年前の「隕石」から造った 1911 ピストルがオークションに。落札予想は最大で 1 億 2,000 万円

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「ロールスロイス」とも形容される高級 1911 ピストルの製作を手掛けるキャボットガンズ (Cabot Guns) 社が、隕石から製造した 2 挺の「ビッグバン・ピストル (Big Bang Pistol) セット」を販売すると発表した。

キャボット社は 2015 年の初めに、プロジェクト成功のカギを握る成形に適した、貴重なギベオン隕石 (Gibeon meteor) の一部、35 キログラムを「隕石ハンター」として著名なロバート・ハーグ (Robert Haag) 氏協力の下で入手。

ピストル製作の材料となるこの隕石は 45 億年前のものと推定されており、1836 年にサハラ砂漠以南、現在のナミビアで初めて発見された。(本稿ソース、キャボットガンズ社のプレスリリースには「1838 年発見」と記載されているが、国立科学博物館では「1836 年」と記録されている)

ギベオン隕石はその希少性から通常、グラム単位で取り引きされ、ロレックスなどの高級腕時計や宝飾品にごく小さなものが使用されることがある。しかし今回、キャボット社が取り組むこの意欲的なプロジェクトは、それらと比べて遥かに大きなスケールとなっていることからも、国内外からの注目も高まっている。
隕石は通常、銃を製造するには不向きな素材であるが、今回の 1911 ピストル完動品の製造をおこなうに当たって、高度な航空宇宙技術を投入することで、立ちはだかった様々な問題を克服し、加工を実現させているという。

また、「剥製 (はくせい) 師のミケランジェロ」と称される、世界的に著名なジョージ・ダンテ (George Dante) 氏がピストル用のスペシャルガンケースとディスプレイを担当することが明かされている。

来る 1 月 19 日 ~ 22 日に掛けて、ラスベガスで開催される年次展示会、U.S. SHOT SHOW の席で、隕石から造られた銃のサンプルがお披露目される他、ビッグバン・ピストルは 5 月にケンタッキー州ルイビルで開催される全米ライフル協会 (NRA) 年次定例会で一般公開される予定。

この壮大なロマンが溢れるピストルはオークションに掛けられ、キャボット社は 25 万ドル (=約 3,000 万円) を提示しているものの、50 ~ 100 万ドル (=約 6,000 ~ 1 億 2,000 万円) での落札が見込まれている。

Cabot Guns 2015/12/24

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