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僅か 8% の兵士しか自身の携行武器に対して完全な自信を持っていない。ドイツ軍の研究機関が発表

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僅か 8% の兵士しか自身の携行武器に対して完全な自信を持っていない。ドイツ軍の研究機関が発表
Photo: ©Bundeswehr/Sebastian Wilke
一連のドイツ連邦軍 (Bundeswehr) における G36 アサルトライフル問題とも関連性を感じる、国側の「次なる一手」とも思える新たな情報が、欧州一の発行部数を誇るドイツのタブロイド紙ビルト (Bild-Zeitung) によって報じられた。

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そこには、「我がドイツ連邦軍の兵士は、自分たちの使っている武器に対して信頼を寄せていない」とする、センセーショナルな見出しと共に調査報告が掲載されている。

ビルトのソースとなっているのは、ポツダムに本拠を置く「国防省軍事史・社会科学研究所 (ZMSBw: Zentrum für Militärgeschichte und Sozialwissenschaften der Bundeswehr) 」がおこなった調査結果によるもので、軍で使用している個人携行武器に対して「完全なる信頼を置いている」と回答した兵士は「僅か 8% だ」とし、43% の兵士が「むしろ信頼できない」または「全く信頼できない」と回答している。

調査は、昨年秋の NATO 軍事演習「トライデント・ジャンクチュア (Trident Juncture) 2015 」の際におこなわれたもので、同演習にはドイツから兵士 800 名が参加している。

この調査では、具体的な武器の種類や名前について言及していないものの、1996 年より制式採用に座位している G36 アサルトライフルへの不審感が反映されているものとして報告されている。
G36 アサルトライフルを巡る一連の問題については既報の通りで、その信頼性に対してメスが及んだのは 2012 年に遡る。当時、ドイツ国内の週刊誌であるデア・シュピーゲルが、軍の内部調査として「G36 の精度が 300 メートル以上離れた場合に著しく低下する」としたスクープを報じたことがその発端となっている。

その後、昨年 9 月には、ウルズラ・フォン・デア・ライエン (Ursula Gertrud von der Leyen) 国防大臣による「G36 は射撃精度に大きな問題を抱えている」「2019 年までに、欧州各国の事業者を対象として、167,000 挺におよぶリプレイスをおこなう」の発言が大きな衝撃をもって報じられている。

関連記事:
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そして今月に入って、G36 の製造元であるヘッケラー&コッホ社 (H&K: Heckler & Koch GmbH) が、「欠陥は存在しない」という旨を改めて確認するために訴訟を起こしている。

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