エストニア軍が小型陸上無人プラットフォーム「ADDER」をテスト中
エストニア国防軍はUGV(Unmanned Ground Vehicle)の一種となる完全無人のプラットフォームシステム「THeMIS ADDER」を試験中。このほどその動画が公開された。
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ADDERはエストニアのセキュリティプロバイダー・Milrem社とSingapore Technologies Kinetics社の合弁で開発された装備。車体はMilrem社、リモコン式のウエポンステーションはST Kinetics社によるもので、THeMISとは「Milrem's Tracked Hybrid Modular Infantry System」の略称だ。1,653~2,205ポンドの重さの資機材を運ぶことができ、毎時15または21.7マイルの速度で移動が可能。履帯式なので地形を選ばない移動能力をメリットとしている。
現段階のADDERは遠隔操作式だが、遠くない将来には自律タイプも視野に入れた開発を進めるという。
Milrem社は「今回のテストではプラットホームの安定性と、武器ステーションと車両がどのように通信するか、またはどう動くかについての実証ができた」と述べている。
Text: 乾宗一郎 - FM201612
また、360度全周回転可能なターレットにはCIS 50口径機関銃を装備しており1.1マイル先の目標への攻撃にも対応している。
Capture screen: via Milrem official YouTube channel
動画内ではターレットを装備したアタックタイプとボディのみのキャリアタイプが確認できる。
Capture screen: via Milrem official YouTube channel
現段階のADDERは遠隔操作式だが、遠くない将来には自律タイプも視野に入れた開発を進めるという。
Milrem社は「今回のテストではプラットホームの安定性と、武器ステーションと車両がどのように通信するか、またはどう動くかについての実証ができた」と述べている。
Text: 乾宗一郎 - FM201612
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