米陸軍レンジャー50名と現地コマンド部隊40名が参加。アフガニスタンのIS最高幹部襲撃作戦が成功
米国防総省は7日、アフガニスタン軍との合同襲撃作戦によって4月27日におこなわれた、アフガニスタンのダーイシュ(Daesh, IS, Islamic State, ISIS, ISIL)最高幹部であるアブドゥル・ハシブ(Abdul Hasib)容疑者の殺害を発表した。
Photo by Spc. Steven Hitchcock
This photo is for illustration purposes only.
ハシブ容疑者は、米軍のドローン攻撃によって死亡した前任者、ハフィズ・サイード・カーン(Hafiz Saeed Khan)容疑者の後を継ぎ、昨年ダーイシュのローカル組織である「ISIS-K」の最高幹部に就任。アシュラフ・ガニー(Ashraf Ghani)アフガニスタン大統領官邸の発表によると、ハシブ容疑者は今年3月、首都カブール市内にある400床の病院を襲撃させた張本人であり、少女の誘拐や、家族の前で高齢者を斬首させるなど残忍な事件の首謀者としてお尋ね者となっていた。
今回の襲撃作戦には、米陸軍特殊部隊レンジャー50名とアフガニスタン陸軍コマンド部隊40名が投入されている。これら90名の襲撃部隊は、アフガニスタン東部ナンガルハール州にヘリコプターで移動し襲撃に備えていた。作戦決行の現場は、4月13日に「最強の通常兵器爆弾」として騒がれた大規模爆風爆弾「MOAB」が投下された地域の近く。
アフガニスタン駐留米軍のジョン・ニコルソン(John Nicholson)司令官は発表の中で「今回の統合作戦の成功は、2017年において "打倒ISIS-K" を掲げる我々のキャンペーンでの重要なステップとなる」「この9ヶ月の中で二度に渡りISIS-Kの首長と、数十人のリーダーならびに数百人の戦闘員を排除した」とし、その実績をアピールしている。
今回の襲撃作戦には、米陸軍特殊部隊レンジャー50名とアフガニスタン陸軍コマンド部隊40名が投入されている。これら90名の襲撃部隊は、アフガニスタン東部ナンガルハール州にヘリコプターで移動し襲撃に備えていた。作戦決行の現場は、4月13日に「最強の通常兵器爆弾」として騒がれた大規模爆風爆弾「MOAB」が投下された地域の近く。
ヘリコプターから地上に降り立ったレンジャー達だったが、彼らを待ち受けていたのは、敵の激しい攻撃だった。すぐさま航空支援が求められ、戦域には重武装のアパッチ攻撃ヘリコプター、F-16戦闘機、AC-130が駆け付けている。3時間に渡ったこの襲撃作戦で、ハシブ容疑者の他に35名の戦闘員が排除されたことが発表されている。
U.S. Air Force photo by Senior Airman Trevor T. McBride
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アフガニスタン駐留米軍のジョン・ニコルソン(John Nicholson)司令官は発表の中で「今回の統合作戦の成功は、2017年において "打倒ISIS-K" を掲げる我々のキャンペーンでの重要なステップとなる」「この9ヶ月の中で二度に渡りISIS-Kの首長と、数十人のリーダーならびに数百人の戦闘員を排除した」とし、その実績をアピールしている。
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