第57回静岡ホビーショー詳細レポート

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第57回静岡ホビーショー詳細レポート
第57回の静岡ホビーショーが2018年5月10日から開催されている(10日と11日は業者招待日)。
注目の東京マルイブースの出展内容は速報でお伝えしたが、今回はさらにその詳細な情報をお送りしよう。また、同じく要チェックなクラウンモデルとトミーテックの出展情報も合わせて紹介したい。
ガスブローバック 89式5.56㎜小銃(固定銃床型)
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やはり注目は発売が迫るガスブロ89式。実際に試射できるモデルも用意されており注目を集めていた。
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昨年末に開催されたマルイフェスティバルで発表された時より各部に手が加えられており、その変更点を中心に紹介しよう。

ハンドガードはスチール製のプレス加工品。
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片側あたり約15行程もかかるという非常に手が込んだハンドガード。樹脂部品のリベット止めやスポット溶接の状態は実銃通りというコダワリの仕様だ。

M4シリーズでおなじみのZシステムも搭載。
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ロワーレシーバー側に組み込まれたM4シリーズとは違ってボルト側に搭載されており、ボルトストップの動作をより確実なものとしている。

HOP調整用ダイヤルはアウターバレルの基部に。
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このためHOPの調整はハンドガードを取り外した状態で行うことになる。

リアサイト周辺のマーキングが変更。
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左右ダイヤルに刻まれた数値がプリントからしっかりと彫り込まれたものになった。

オプションのマウントベース。
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本体と同時発売予定で価格は未定。
89式のストックは一段下がったシルエットなので純正オプションのマイクロプロサイトでも無理なく狙えるポジションに収まる。
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同じくオプションのプロサイトをハイマウントで乗せても問題なく使用できる。

このようにほぼ製品版といえる最終仕様で展示されたガスブロの89式。筆者も実際に試射してみたが安定した動作とM4シリーズに劣らない激しいリコイルが体感できた。
予定価格は6万円代前半となり6月末頃の発売を目指しているのこと。

ガスブローバック MTR16
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民間仕様のAR15をイメージしたモデルでM4シリーズのバリエーションとなる。
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フルアンビコントロールの上下レシーバーはセラコート仕上げとなりマーキングはホワイトのプリント。
ボルトキャッチやセレクター、トリガーやチャージングハンドルなどの操作系は全てオリジナルデザインのパーツとなる。

アルミ製のM-LOKハンドガード。
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レングスは14.5インチ前後でアルマイト仕上げ。スパイラルフルートが刻まれたアウターバレルと合わせてサイズの割に非常に軽く仕上がっている。

マガジンは新開発のショートタイプが付属する。
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かつてのM16A1を彷彿させる20連タイプで装弾数はリアルカウントとなる20発。
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従来のM4用30連マガジン互換なのでガスブロ89式にも装着できる。

MTR16の発売についてはガスブロ89式のリリース後、おおよそ夏頃を目指しているそうだ。

次世代電動ガンHK416デルタカスタム ブラック
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HK416の人気バリエーションである「デルタカスタム」のブラックバージョン。
タンカラーだったデルタカスタムをそのままブラックに仕上げたカラバリモデルで精悍な雰囲気となった。
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ハンドガードやレシーバーのマーキングなども特に変更はない。
大幅な仕様変更はないため、数ヶ月以内の発売を予定しているとのこと。

ガスブローバック グロック19 3rd Generation
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期待している人も多いであろうグロック19の仕様はほぼ決定したものに。
サードジェネレーションをモデル化したのはミリタリーユースがあるのと安定した人気があるからだとか。

注目はフレームのピン。
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従来ではダミーモールドだった上側のピンもキチンと再現される。

エキストラクターは金属製の別体パーツで再現。
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可動はしないが見た目のリアル感が感じられるパーツだ。

トリガーガード下部も正確に再現。
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ミリタリーモデルはここにデータマトリクスコードが入るため、このようなパーティングラインになっているという。

スライドの後端は実銃通り別体パーツ化された。
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交換用の社外カスタムパーツが多数登場するかも?

新開発のショートマガジン。
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装弾数は21〜22発で亜鉛ダイキャスト製。
気になるのは既存のグロック用マガジンとの互換性だが、新開発の15φシリンダーとの相性もあり現時点では未定だという。

グロック19は細部のリアルさも増しており、ショートリコイル機構の見直しも含めて既存のグロックシリーズのバリエーションというよりは全く別のモデルと捉えられる。
現在各部の調整や仕様を詰めている段階らしく、発売は夏くらいになる見込みだ。

ガスブローバック バイオハザード アルバート.W.モデル01P
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人気のバイオハザードモデルに追加された新製品で「アンブレラ正式採用ハンドガン」という設定。
フレーム周りはアルバート.W.モデル01(ライトモジュールや大型サイレンサーがセットされた限定モデル)とほぼ同じ仕様となる。M9A1ベースなので可変HOPやデコッキング機能など実射面も期待できる。

注目はアンブレラのマーキングが入るスライド。
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フロントセレーションが刻まれたブリガーディアスライドにショートアウターバレルが組み合わされる。
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狙いやすいリアサイトはホワイトドットが入るコンバットタイプ。

マグウェルも兼ねる大型グリップ。
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アルバート.W.モデル01ではウッドとラバーのコンビグリップだったがこのモデルではラバー風の一体型をイメージさせるものに。アンブレラのメダリオンもブルーとなっている。

ドレスアップ用の「ウエポンコードラベル」が付属。
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管理用コードを意識したステッカーが同梱される。

人気のバイオハザードモデルの中でも既存の「サムライエッジ」シリーズとはまた毛色が違う期待のモデルだ。
6月発売予定で価格は22,800円となっている。

パイソン PPCカスタム 4インチ(シルバーモデル)
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10才以上用エアコッキングリボルバー「パイソンPPCカスタム」にシルバーモデルが追加。
特に仕様変更はないカラバリモデルとなり、価格は未定だがかなり早い段階で発売するようだ。
そしてエアコッキングリボルバーに対応するスピードローダーも登場。
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軽量な樹脂製ながら専用カートをがっちりとキャッチ。
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スプリングのテンションによって確実にカートを装填できる。
近日発売予定で価格は「千円台前半」を目指したいとのこと。

ガスブローバック V10 ウルトラコンパクト
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昨年のマルイフェスティバルで展示されたモックアップと同じもの。
見ての通りモックアップなので細かな仕様や価格、具体的な発売時期などはまだ未定となっている。

会場内では今後のイベントスケジュールも発表された。
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今回発表された新製品は夏くらいまでのリリースが多いため、それ以降の製品は模型ホビーショーやマルイフェスにおいて発表されると思われる。

クラウンモデル
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リボルバーシリーズやボルトアクションライフルを多数ラインナップするクラウンモデルの新製品は「スパークリングエアーガン(仮称)」。
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コルトパイソンタイプのリボルバーで10才以上用モデル。
従来のエアコッキング方式でBB弾を発射しつつ、専用キャップ火薬による発火も楽しめるという。
BB弾はカート式、火薬はシリンダー後端に装填する方式。
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シリンダーフルートには発火用のスリットが設けられている。
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そしてフレームには発火専用のピンを発見。
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これによってBB弾の発射と同時にキャプ火薬の発火が可能となる。
まだ試作品ということで詳細は未定。

電動ガン CM4
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開発中という18才以上用電動ガン。
樹脂レシーバーのAR系でKeyModハンドガードを搭載。
ピストンリセットボタン(シア開放ボタン)や上下分割メカボックスなど本格的な作りに期待がかかる。
ストックの有無でバリエーション展開もあるようだ。

電動ガンCP7
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MP7のようなルックスの10才以上用電動ガンで単4形乾電池x6本で動作。
8月発売予定で価格は12,800円になる。

トミーテック リトルアーモリー
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1/12スケールのリアル銃器シリーズで知られるリトルアーモリーに各種新製品が発表。
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ロシア系の「PKMタイプ」と「AS VALタイプ」が間もなく登場。
本体だけでなく各種アクセサリも同梱される。

夏らしいウォーターガンも登場。
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デザインや色味がいかにもという感じに仕上がっている。

シューティングレンジB
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レーザーカットされたMDF材を採用。クラシックなシューティングレンジを再現したもの。

ヘビーシールド
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専用ストラップを含めてロシア系のバリスティックシールドをモデルアップしている。

豊崎恵那
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防衛高校 制服少女としてfigmaシリーズに登場。全身フル可動でスケールは当然1/12。
チェストリグやスカートには自衛隊迷彩がタンポ印刷で再現されているのが見どころだ。
以上、静岡ホビーショー注目の新製品をまとめてみた。

第57回静岡ホビーショーは5月12日(土)と1日(日)が一般公開日となる。
入場無料で陸上自衛隊の「16式機動戦闘車」「軽装甲機動車」「高機動車」「偵察用オートバイ」といった装備展示も予定されている。

第57回静岡ホビーショー
会場:ツインメッセ静岡(静岡市駿河区曲金3-1-10)
時間:9:00~17:00(12日)、9:00~16:00(13日)
入場無料

Text & Photo: 乾宗一郎

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