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戦場からの問い合わせにも適切に対応するバレット社のカスタマーサポート

海外軍事

Photo By: Lance Cpl. Christopher J. Moore
米国バレット・ファイアーアームズ社(Barrett Firearms Manufacturing company)が手掛ける「M107 LRSR(Long Range Sniper Rifle)」は、その名が示す通りの長距離射撃を可能としたセミオートマチック式スナイパーライフル。

.50 BMGという大型の弾薬を用いていることで、2,000メートルもの離れたターゲットに対して精確且つ素早く撃ち込むことができる。これは米軍が運用している他のスナイパーライフルと比べても、より長距離からの射撃を可能としており、その大きな威力による高い破壊力を誇っている。

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    Photo from U.S. DoD
    そして今回、そのM107をネタにしたエピソードがネット上で話題となり、絶賛拡散中となっている。

    話題の震源地となっているのは、米国の軍事情報メディアWe Are The Mighty(WATM)の記事。そこでは、17年間に渡ってバレット社に勤務してきた退役海兵隊員のドン・クック(Don Cook)氏のエピソードが紹介されている。

    ある日、クック氏が勤務していると1本の電話が鳴り響いた。電話の主は、今まさにディプロイメント中の海兵隊員だった。彼らは前夜にM107のメンテナンスをおこなっていたが、その際の不備によって正常な動作での射撃がおこなえずにいたようだ。そして慌ててその旨をサポートセンターに問い合わせてきたというのだ。


    Photo By: Lance Cpl. David J. Adams
    一報を受け取ったクック氏だったが、当然その場に居合わせていないので、現物を確認することができないでいた。

    口頭で言い渡された状況からロウアーレシーバーの一部を曲げ直す必要があると判断したクック氏。しかし、時間もなければ道具もない状況であった。クック氏はふと、キャリアの底でテコの原理を使って曲げ直すことを思いつき提案。それが上手く伝わり、海兵隊員らが試したところ、再び発射できるよう直ったという。

    エピソードはクック氏が受けたナショナルジオグラフィックのインタビューを回想したもので、自ら「人生の中で最も大きなハイライトの1つだ」と評している。

    なお、クック氏によるこの機転の利いた対応により、海兵隊員は再び戦場へと復帰を果たしたとのこと。

    このWATMの記事は、バレット社の目にも留まり、現在同社公式フェイスブックで紹介されている。そして、この銃撃戦のさなかにコールセンターへ問い合わせた事例は、多くの読者の関心を集め、これまでに2,000以上の「いいね!」が押されている。


    Screen shot from MCCDD
    海兵隊能力開発局(MCCDD: Marine Corps Capabilities Development Directorate)が示したロードマップによると、M107は2027年までの運用が続けられるものの、2021年第二四半期よりM40A6と共に、2035年までの運用を求めた新たな長距離高精度ライフル(LRPR: Long Range Precision Rifle)」の導入に切り替わる予定となっている。

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