デルタフォースのドローンパイロットとして作戦に従事したブレット・ヴェリコビッチ氏の回顧録が映画化

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デルタフォースのドローンパイロットとして作戦に従事したブレット・ヴェリコビッチ氏の回顧録が映画化
デルタフォース(第 1 特殊部隊デルタ作戦分遣隊:1st Special Forces Operational Detachment Delta:1st SFOD-D)のドローンパイロットとして約 10 年間従事し、イラク、ソマリア、ブルンジ、アフガニスタンなどのミッションに参加したブレット・ヴェリコビッチ(Brett Velicovich)氏の回顧録『Drone Warrior: An Elite Soldiers Inside Account of the Hunt for America's Most Dangerous Enemies』が、マイケル・ベイとパラマウント・ピクチャーズによって映画化が進行していると、Daily Mail が報じている。
2017 年 6 月にアメリカで出版されたばかりの同書は、ピューリッツァー賞を受賞したウォールストリート・ジャーナルのクリストファー・スチュワート記者との共著である。現代戦争を象徴する無人航空機(UAV)を用いたミッションと、その運用・操作に伴う複雑な性質と厳格で厄介なルールなどに触れつつ、アメリカによる新しい戦争の仕方と現状が記されている。

ヴェリコビッチ氏は、空対地ミサイル AGM-114 ヘルファイアを二発装備した無人航空機 RQ-1 プレデターを操り、テロリストの捕捉・捕獲・排除、味方の援護など、各戦地の上空で任務をこなしてきた。担当したミッションの中には、ダーイシュ(Daesh, IS, Islamic State, ISIS, ISIL)の指導者アブ・バクル・バグダディを数年に亘って追跡し、あと一歩のところで取り逃がしたというエピソードもあるようだ。

「私の専門は、テロリストをターゲットにした高レベルの捕獲または殺害ミッションだった。我々のチームは、世界中の何処に隠れても見つけることができた。幽霊と思われる人物さえ見つける自信があった。但し、仕事には莫大な責任とプレッシャーが伴っていた。」とヴェリコビッチ氏は述べている。

軍を退役後は、アフリカの野生動物を密猟者から無人航空機で守るプロジェクト:African Eye Project を創設し、現在は野生動物の保護活動に尽力している。

マイケル・ベイの映画製作会社:ベイ・フィルムズ(Bay Films)は、既に映画化の権利を獲得しており、脚本には映画「ラヴレース」を執筆したアンディ・ベリンが参加した模様。2017 年末より製作が始動するようだが、監督についてはまだ未定のようだ。

Text: 弓削島一樹 - FM201708

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