フランス警察特殊部隊『RAID』が屋内偵察に特化した「球形飛行体」を採用
フランス国家警察特殊部隊『RAID(Research, Assistance, Intervention, Deterrence / 調査・救援・介入・抑止)』が「空飛ぶ球体偵察ロボット」を新たに採用したことが分かった。開発元であるスイスのスタートアップ、『フライアビリティ(Flyability)』社が17日付けプレスリリースで明らかにしている。
Photo from Flyability
『エリオス(Elios)』と名付けられたこの無人機システムは、市街地を舞台とした対テロ任務などでの運用を想定し、数ヶ月間に渡る評価試験を経て採用に至っている。複雑な建屋内部への侵入を容易とする網状の球形飛行物体となっていることが最大の特徴と言え、精鋭隊員らが突入するに当たっての前情報を、高解像・サーマル画像を使って提供し、任務の成功確率の向上と隊員の安全確保へ繋げることに期待されている。
なお、世界初となる空飛ぶ球体(球形飛行体)は、日本の防衛省技術研究本部(現:防衛装備庁)が開発しており、2011年にメディアで公開されている。
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Flyability presentation - Elios, the collision-tolerant drone for industrial inspection通常の回転翼機と同様に、空中での移動やホバリングによる静止飛行は勿論のこと、ローターブレードの衝突を気にすることの無い設計となっているため、小さな隙間へも難なく侵入ができる。また時には、地面を転がりながら移動することさえも可能となる。こうした閉鎖空間での逞しい機動力が買われ、これまで中東・欧州における幾つかの法執行機関所属の特殊部隊員らの間でも既に運用が進んでいるとのこと。
なお、世界初となる空飛ぶ球体(球形飛行体)は、日本の防衛省技術研究本部(現:防衛装備庁)が開発しており、2011年にメディアで公開されている。
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