アメリカ海軍水上戦センター・クレーン研究所が分解式狙撃銃を開発
銃を分解すると照準が狂って再ゼロインが必要になる。このため精度が必要な銃を分解し、コンパクトにして運ぶのは困難ではあるが、アメリカ海軍水上戦センター(NSWC)クレーン研究所の特許でそれが可能になるかもしれない。
Photo from U.S. Patent Office
2018年1月に提出された特許出願文書によれば、薬室と銃身のところで切り離す、あるいはアクションとストックを切り離すのが伝統的な分解式小銃であったという。しかし前者は再ゼロインが必要になり、後者ではコンパクトさが足りなくなる。
そこでNSWCでは狙撃銃を「銃身/薬室」「機関部」「銃床」の3つに分割し、先般採用されたMk13狙撃銃を元にプロトタイプを開発した。
2016年、当時のアッシュ・カーター国防長官とジョー・ドネリー上院議員がNSWCクレーン研究所を訪れた際、このプロトタイプが紹介されている。
薬室と銃身が切り離されず、さらに薬室上に照準器が装着されるためゼロ点は維持される。機関部は遊底のガイドの役割のみを持たされるため、分割されても精度に影響しない。文書によれば、分割しても500メートルまでは再ゼロインせずとも正確な射撃が可能であるという。
それにしても狙撃銃を隠して運搬しなければならないような作戦とはいったいどのようなものなのだろうか。用途も気になるところだ。
Source: Patent Application: Improved Takedown Precision Rifle
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201805
そこでNSWCでは狙撃銃を「銃身/薬室」「機関部」「銃床」の3つに分割し、先般採用されたMk13狙撃銃を元にプロトタイプを開発した。
Photo from U.S. Patent Office
2016年、当時のアッシュ・カーター国防長官とジョー・ドネリー上院議員がNSWCクレーン研究所を訪れた際、このプロトタイプが紹介されている。
Photo from U.S. DoD
薬室と銃身が切り離されず、さらに薬室上に照準器が装着されるためゼロ点は維持される。機関部は遊底のガイドの役割のみを持たされるため、分割されても精度に影響しない。文書によれば、分割しても500メートルまでは再ゼロインせずとも正確な射撃が可能であるという。
Photo from U.S. Patent Office
それにしても狙撃銃を隠して運搬しなければならないような作戦とはいったいどのようなものなのだろうか。用途も気になるところだ。
Source: Patent Application: Improved Takedown Precision Rifle
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201805
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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