ナイジェリア軍用のポーランド『ベリルM762』アサルトライフルが現地生産へ
ポーランドの『ベリル(Beryl)』ライフルが、遠く離れたアフリカ・ナイジェリアで現地生産されることになった。同国営軍需企業「ポルスカ・グルパ・ズブロイェニョーヴァ社(PGZ: Polska Grupa Zbrojeniowa S.A.)」とナイジェリア防衛産業公社(DICON: Defence Industries Corporation of Nigeria)は26日、ナイジェリア軍用に『Beryl M762』アサルトライフルの現地生産に関する契約書に署名。中北部のカドゥナにある武器製造工場において、初期工程から部品製造、量産と3段階に渡って生産体制を構築する計画となっている。
Photo from Polska Grupa Zbrojeniowa (PGZ)
2014年、ポーランド軍以外の外国の軍隊にベリルライフルが輸出される初の事例としてナイジェリアがその第1号となったことが報じられており、これまでに2,000挺の実績を持つ。M762はAK-47用の標準弾倉と互換性を持ち、単発、3発バースト、連発射撃が可能。ピカティニー規格レイルを備えた拡張性と、伸縮式ストック、エルゴノミックなグリップを備えている。
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ナイジェリアは、2017会計年度の予算において、ベリルM762の製造ライン建設費用として3億6,400万ナイジェリア・ナイラ(=約1億_900万円)と、AK-47製造用に3億9,000万ナイジェリア・ナイラ(=約1億1,700万円)を計上している。IHS Janesによると、この内の後者となるAK-47の製造については、2006年にDICONによって発表された「OBJ-006カラシニコフ」に関連した予算となるようだ。「OBJ-006」とは、当時のオルシェグン・オバサンジョ(Olusegun Obasanjo)大統領に因んだ計画名称となる。
PGZのJakub Skiba社長は今回の契約について、「ここ何年かに渡って納入してきた当社のベリルM762ライフルの出来栄えにナイジェリア軍が満足している結果だ」とし、これからのアフリカ市場への進出に弾みを付けたい考えを示している。
Photo from Polska Grupa Zbrojeniowa (PGZ)
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