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ノルウェー企業が水中でのスーパーキャビテーション現象を利用した"スイム弾薬"「CAV-X」を開発

海外軍事
ノルウェーのDSGテクノロジー(DSG Technology)社が、スーパーキャビテーション(supercavitation)現象を利用し、水中において離れたところでもリーサリティー(致死性)を発揮するよう設計された「CAV-X」なる特殊弾薬を開発した。

NATO諸国に向けて、12.7mm、7.62mm、5.56mmに対応する弾薬を提案しており、今年の年初には既に少数を売却しているとのこと。試験用途に使用され、米海軍がその利用に関心を示していることが伝えられている。
水の分子は、空気中と比べてより密接に繋がり合っているため、水中で航走する物体は陸上よりも早くに失速する。その為、有効範囲は極めて限られたものとなっている。

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CAV-Xの性能を引き出す上で欠かせない「スーパーキャビテーション」とは、水中で物体の速度が上昇した際に発生する「キャビテーション(気泡)」が、その物体全体を覆うまで発達した状態を指している。航走体の先端でスーパーキャビテーションを発生させ、航走体全体を気層で覆うことにより、摩擦抵抗を大幅に低減し、高速での水中移動が可能になる。

なお、今回のCAV-Xの利用においては、特別な銃器本体を必要とせず、従来からある銃器との互換性を持っているとのことで、運用面においても非常に重要なメリットとなりそうだ。


Photo from DSG Technology
またCAV-Xは、射撃時にターゲットに対して低角度を持った状態でも、優れた貫通力が提供されるよう設計されているとのこと。これによて水面下からの攻撃や、またはその逆で洋上から水面下のターゲットに対しても有効な一撃を加えることが可能となる。その為、沿海域戦闘艦やヘリコプター、ゾディアックボートなどでの利用も見込まれている。

DSGテクノロジー社によると、水中における有効射程距離は以下の通りとなっている。

* 5.56mm NATO CAV-X
Typical effective range: 700-900m (air), 10-11m (water); Sub-sonic 600m (air), 12-14m (water).

* 7.62mm NATO CAV-X
Typical effective range: Supersonic 1100m (air), 20-22m (water); Sub-sonic 500m (air), 12-14m (water).

* 12.7mm NATO CAV-X
Typical effective range: 2200m (air), 60m (water).


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