人知れず、敵の裏をつく―。米国製「ステルスバイク」を英軍特殊部隊SAS/SBSが利用
騒音も無く、熱を排出せず、燃料調達の心配も無い―。まさに対テロ特殊部隊の偵察・侵入作戦に打ってつけの軍用バイクが、英軍特殊部隊SAS・SBSにも配備が進んでいるようだ。英国のタブロイド紙が伝えている。
Photo from Zero Motorcycles
この「ステルス・バイク」は、米国カリフォルニアに本社を置くゼロ・モーターサイクル社(Zero Motorcycles, Inc.)製の電動バイク。同社のステルスバイクについては既報の通り、米軍特殊部隊向けに開発されたもの。
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バイク自体はSAS・SBSでも四半世紀に渡って利用されており、もちろん、最近のシリア最前線でも使われているが、ステルスバイクには、リチウムバッテリー搭載とソーラー充電対応によって、長期ディプロイメントでも運用可能という利点を持つ。可視光ライトの替わりにIRライトを照射し、ライダーがナイトビジョンゴーグルを使えば、夜間では完全に人知れず、敵の裏をつくことができるようになるだろう。
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なお、英タブロイド紙ではこのことについても触れており「既に米海軍特殊部隊SEALや同陸軍特殊部隊デルタフォースによって中東で使用されている」と紹介している。
Photo from Zero Motorcycles
バイク自体はSAS・SBSでも四半世紀に渡って利用されており、もちろん、最近のシリア最前線でも使われているが、ステルスバイクには、リチウムバッテリー搭載とソーラー充電対応によって、長期ディプロイメントでも運用可能という利点を持つ。可視光ライトの替わりにIRライトを照射し、ライダーがナイトビジョンゴーグルを使えば、夜間では完全に人知れず、敵の裏をつくことができるようになるだろう。
Photo from Zero Motorcycles
なおメーカーによると、「4,300rpmで回転するブラシレスモーターを搭載した密閉型エンジンは、メンテナンスを一切必要無としない」とのことで、峻険(しゅんけん)な場所でも使えるよう、従来のバイク以上にコーナーを正確に曲がり、鋭い加速に寄与する軽量な航空機規格のアルミニウム製フレームを使用していることが明かされている。
Photo from Zero Motorcycles
Photo from Zero Motorcycles
また、万一の事態にも備えており、被弾もしくは爆弾により飛散した破片が当たった場合でも、エンジンは新設計の「ダイレクト・フィット・パック」によって極めて容易に取り換えが可能となっている。従来は、空輸した後にも燃料やスペアパーツを必要としたが、今回のステルスバイクではその必要が無く、完全にそのリスクを排除できるとしている。
Photo from Zero Motorcycles
★この記事へのコメント
まず倒立さすがダメ、次にブレーキもドラムでワイヤーにするべき、オフロードならもう少しスイングアーム伸ばして、エンジンガードとナックルガードつけようよ、2人乗りにする必要もないでしょ?特殊部隊の特殊な作戦なのだから航続距離もいらないからBT小さくして軽量化したら?
Posted by
レストア職人
|
at 2021年05月04日 20:11
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