南アフリカのツルベロ社が各国軍での需要を見込み、イスパノ20×110mm弾を使用する対物狙撃銃を再設計
南アフリカのツルベロ・マニュファクチャーズ社 (Truvelo Manufacturers Pty (Ltd) ) が、イスパノ(Hispano)20×110mm弾に対応する対物狙撃銃の再設計をおこなっている。
Photo from Truvelo Manufacturers
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再設計の中で、①新設計のマズルブレーキ、②M2 .50 BMG重機関銃と共用となるM3三脚対応クレードルマウントのスプリング式リコイルダンパー、③ピストンベースの反動減速機構という3つがその主な改良項目として挙げられている。
これらの改良を実施することによって、重量の大幅軽減と射撃時のリコイル低減を図り、長時間の任務でも疲労を抑制する狙いがあるという。また、一般的なバイポッドを利用するだけで容易に展開できることもあって、通常のスナイパーのようにプローン状態からの射撃でさえも可能にし、20キログラムにもなる重くて嵩張るトライポッドの運搬を必要としなくなるという。
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最近おこなわれた試射では、1,100メートルの距離から鋼鉄で覆われたターゲットを狙い撃ったところ貫通しており、同社は、建物に隠れた標的に対しても難なく有効な一撃を加えることができると自負している。
ツルベロ社は現在、他国の軍隊に向けて輸出するために25挺の製造をおこなっている最中で、今後も更に20x110mmの超大型弾薬に対応するライフルの需要があるものと踏んでいるようだ。
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