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スペイン軍の特殊部隊がロシア製スナイパーライフル「ORSIS T-5000」を使ってイラク軍兵士を訓練

海外軍事

Photo: via VK
ロシア タス通信が、7 月 7 日付のスペイン国防省の発表として、「スペイン軍の特殊部隊が、カウンターパートのイラク軍兵士に対し、ロシア製の高精度スナイパーライフルを使った訓練の手解きをしている」と報じた。


Photo: U.S. Army photo by Sgt. Joshua Powell
この件については、スペイン国防省の報道部門が、写真数点を掲載していると報じられている。そこには、「スペイン軍の特殊部隊員が、ロシアの ORSIS 製スナイパーライフル T-5000 と、イラン製アンチマテリアルライフル AM-50 を使って、イラク軍兵士を訓練している様子が収められている」とされる。

タス通信によると「ロシア国防省ならびにロシアの産業界から正式にイラクへ T-5000 ライフルをデリバリーした経緯は無い」と報じている。
正式ルートが否定される一方で、イラクで T-5000 と AM-50 を使っている実態は確認されており、2014 年 5 月末に遡ることが出来る。

当時この件については、武器・弾薬の分析を専門とする ARES (Armament Research Services) 社が詳報している。同社はロシアのニュースサイト、プラウダ (Pravdareport) の報道をソースとして、「イラク政府が相当な物量の武器をロシアから買い付ける」と紹介。その中に今回話題に上がっている武器が含まれていた可能性を指摘している。


Photo: T-5000 by Vitaly V. Kuzmin
ARES 社がソースとしたプラウダの記事は、2013 年 7 月に報じられたものであり、そこには「ロシアは攻撃ヘリコプター Mi-28NE ナイトハンター (輸出用の派生型機) など、総額 42 億ドル (=約 4,200 億円) 相当におよぶ武器をイラクへ売却する」「同年 9 月にもデリバリーが始まる」と記されている。ARES 社は「その後、2014 年 3 月あたりから T-5000 や AM-50 を持つイラク兵の姿が確認されるようになった」として、時系列的な整合性を説明している。


Photo: T-5000 via ORSIS


via ORSIS
T-5000 は、産業技術グループ (GK Promtekhnologiya) の ORSIS ライフル工場により開発されたボルトアクション式のスナイパーライフル。使用弾薬は 7.62 x 51 mm (.308 Winchester)、.300 Winchester Magnum、.338 Lapua Magnum と、3 種で展開しており、付属のボックス式マガジンで取り換えをおこなう。

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