世界の戦場で実証されたAKライフルの実力を徹底詳解。「AK-47ライフル─最強のアサルト・ライフル」が発売
ミハエル・カラシニコフのAK-47アサルト・ライフルは近代史上もっとも画期的な武器のひとつだ。東部戦線で赤軍が苦戦を強いられた体験をふまえ、極めて高い信頼性と強大な火力をもつ全将兵向けフルオート火器として設計された。取り扱いが容易で故障知らずのAK-47ライフルは使い手を選ばない。世界中の軍隊や反乱軍、ドラッグディーラー、少年兵、自由の戦士、テロリストらが高い殺傷力を誇るAK-47とその派生型を使っている。AKライフルを撃つだけでなくAKに撃たれる戦闘も体験している著者が、カラシニコフのライバルだったM16ライフルとの比較を交えながら、全世界の戦場でAKライフルが見せた有効性、第2次世界大戦後からの開発史、最新の派生型を徹底検証する!
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⇒AK-47ライフル (THE AK-47:Osprey Weapon Series)
アメリカ側から見たAK-47ライフルの評価が明確に書かれてあり、その評価は、私が想像した以上に高いことに驚いた。何よりM16ライフルを整備していた当事者が、M16ライフルはAK-47ライフルにまさる点がほとんどなかったと正直に書いていることは強く印象に残った。たとえ手入れが悪く錆だらけになっていても射撃でき、ハンマー代わりにテントの杭を地面に打ち込んでも壊れない頑丈なAK-47は優れた軍用ライフルと評価している。一方のM16ライフルの優位点は、その軽量さと命中精度にあるが、現代戦では命中精度が必ずしも軍用ライフルの最重要性能でないことも本書で明らかにされている。
床井雅美
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