米陸軍が暗闇でも顔認識し、高価値容疑者(HVT)の捜索に寄与する技術を開発中
米陸軍の研究チームが、夜間などの低照明下において、サーマル画像から人物の特定に繋げることを目的とした人工知能と機械学習技術の開発に取り組んでいる。
Air Force photo by Tech. Sgt. Gregory Brook
This photo is for illustrative purposes only.
前方監視型赤外線(FLIR: Forward Looking Infra-Red)式センサーは、監視用途のため各種ヴィークルで搭載されてきた。また最近では、隊員が装着できるレベルに小型化された高性能なサーマルカメラの普及も進んでいる。
こうしたサーマルカメラは、戦闘時におけるアドバンテージだけでなく、特殊部隊などが秘匿裏におこなう対テロ作戦において、夜間の潜入先でお尋ね者となっている高価値容疑者(HVT: High Value Target)などの捜索任務の中で誰何(すいか)する際にも役立つとされる。
こうしたサーマルカメラは、戦闘時におけるアドバンテージだけでなく、特殊部隊などが秘匿裏におこなう対テロ作戦において、夜間の潜入先でお尋ね者となっている高価値容疑者(HVT: High Value Target)などの捜索任務の中で誰何(すいか)する際にも役立つとされる。
撮影時にフラッシュ光が無い状況下においては、従来のカメラでは顔画像から人物特定へ至るに不十分だった。しかし一方のサーマルカメラでは、顔表面の皮膚組織から自然に発せられている「熱(体温)」を捕捉し画像化しているため、これまで集積してきた容疑者の顔情報との照合が可能とみられている。
Courtesy Eric Proctor, William Parks and Benjamin S. Riggan
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