NEWS

米陸軍が暗闇でも顔認識し、高価値容疑者(HVT)の捜索に寄与する技術を開発中

海外軍事 Comments(0)
米陸軍が暗闇でも顔認識し、高価値容疑者(HVT)の捜索に寄与する技術を開発中
Air Force photo by Tech. Sgt. Gregory Brook
This photo is for illustrative purposes only.
米陸軍の研究チームが、夜間などの低照明下において、サーマル画像から人物の特定に繋げることを目的とした人工知能と機械学習技術の開発に取り組んでいる。
前方監視型赤外線(FLIR: Forward Looking Infra-Red)式センサーは、監視用途のため各種ヴィークルで搭載されてきた。また最近では、隊員が装着できるレベルに小型化された高性能なサーマルカメラの普及も進んでいる。
こうしたサーマルカメラは、戦闘時におけるアドバンテージだけでなく、特殊部隊などが秘匿裏におこなう対テロ作戦において、夜間の潜入先でお尋ね者となっている高価値容疑者(HVT: High Value Target)などの捜索任務の中で誰何(すいか)する際にも役立つとされる。

米陸軍が暗闇でも顔認識し、高価値容疑者(HVT)の捜索に寄与する技術を開発中
Courtesy Eric Proctor, William Parks and Benjamin S. Riggan
撮影時にフラッシュ光が無い状況下においては、従来のカメラでは顔画像から人物特定へ至るに不十分だった。しかし一方のサーマルカメラでは、顔表面の皮膚組織から自然に発せられている「熱(体温)」を捕捉し画像化しているため、これまで集積してきた容疑者の顔情報との照合が可能とみられている。

同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop