アメリカ陸軍がM249SAWを置き換える「次世代分隊自動小銃(NGSAR)」の情報提供を呼びかけ
アメリカ軍の小火器更新計画が活発な動きを見せている。先日の「7.62mm過渡的小銃」に続き、今回はM249分隊支援火器(SAW)を置き換える「次世代分隊自動小銃(NGSAR……Next Generation Squad Automatic Rifle)」に関して、各メーカーの関心を問う公告が出された。
Image from U.S. Army MCoE Soldier Division
Photo By: Eric Lucero
アメリカ陸軍ピカティニー造兵廠が出した公告によれば、アメリカ陸軍は現在のSAWよりも軽量・短小でより射程の長いNGSARについて興味を深めている。有効射程は最低限600m、望ましくは1200m、重さは弾倉含まず最高12ポンド(約5.4kg)、可能なら8ポンド(約3.6kg)、全長は98cm~89cmとなっており、現在のM249の17ポンド・103.5cmというスペックよりも取り回しやすくなり、有効射程も長くなる。重量については「現在の同程度の弾薬よりも20~50%軽量であること」という記述もあり、使用口径の変更、そしてこちらも研究が進む樹脂薬莢弾薬も念頭に置かれているようだ。
サイレンサーの使用はもちろん、必須スペックとして「化学兵器・生物兵器・放射線兵器・ハッキングに加え、核攻撃・電磁気的パルスによる攻撃に耐えることが望ましい」とするなど電子式照準支援装置の使用を前提としていることが伺える記述がある。機構も様々で、陸軍の資料ではこうしたブルパップ式のNGSARの予想図もある。まだまだ模索の段階であるようだ。
Image from U.S. Army MCoE Soldier Division
Source: Next Generation Squad Automatic Rifle - W15QKN17X0A31 - Federal Business Opportunities: Opportunities
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201706
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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