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米陸軍が疲労骨折防止と身体能力向上を狙って、新兵に夜食用の「チョコレート・スナックバー」支給を計画

海外軍事

Photo Credit: U.S. Army
米陸軍環境医学研究所(USARIEM: U.S. Army Research Institute of Environmental Medicine)・軍事栄養学部局(MND: Military Nutrition Division)が、チョコレートを材料に使った新たな「夜食スナック」を開発。今後、基礎訓練課程に当たる全ての新兵に向けた供給を計画している。

このスナックバー、「パフォーマンス・レディネス・バー(Performance Readiness Bar)」を開発するに至った背景に、基礎訓練課程で「疲労骨折」に悩む事例が例年多く発生していることが挙げられている。

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    Photo Credit: Mike Strasser, U.S. Military Academy Public Affairs
    疲労骨折は基礎訓練課程に共通しておこなわれる、不慣れなブーツを履いた状態で重たい荷物を運ぶといった、新兵にとってこれまでの日常生活に無かった作業を過度におこなった場合に発生している。

    陸軍の調査によると、最大で18%の新兵がこうした疲労骨折に苦しんでいるとのこと。特にビタミンDが不足しがちな女性の新兵によくあるケースとなっている。


    Photo Credit: Mike Strasser, U.S. Military Academy Public Affairs
    また、この種の怪我に苦しむ約60%の兵士が、その後の軍務に付いて行けず、完全に脱落してしまうという。そして、一度疲労骨折を患った者は、長期に渡って健康への影響を受け続けている可能性があるようだ。

    ナティックの環境医学研究所で開発されたこのスナックバーには、カルシウムとビタミンDが強化されている。

    兵士を実験台として毎夕このスナックバーを摂取させたところ、栄養状態や骨の健康状態が著しく改善したという。また、そればかりでなく、翌朝の朝食前におこなわれたフィジカルトレーニングでは、そのパフォーマンスの向上を見出すことができたと報告されている。

    この結果を受けて、陸軍ではスナックバーの製品構想(コンセプト)を本年度より開始し、2018年には全米4箇所ある全ての陸軍基本訓練拠点において本格導入する計画にある。

    また陸軍は、陸軍以外の三軍にもこの成果を共有することを明かしている。

    なお、既に空軍では、基礎訓練課程の新兵に対して、市販の「プロテインバー」を夕食後と消灯前に提供しているとのことで、こうした栄養素の割り増しによって、陸軍での試験結果と同様に、翌朝のフィジカル面でのパフォーマンス向上に繋がっているようだ。

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