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アメリカ海兵隊の分隊編成が13人から12人に縮小 新たに「分隊システムオペレーター」が追加

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Photo from USMC
分隊が何人でどのように編成されるかは、部隊のありとあらゆる面に影響を与える。先日、人材教育プログラムの提供・資金援助や広報誌「Leatherneck」論文誌「Marine Corps Gazette」の発行などを通じて海兵隊の文化の継承を目的とする非営利組織海兵隊協会(MCA&F)の会合において、ロバート・ネラー海兵隊総司令官は、海兵隊の分隊が伝統的な13人編成から12人編成となると語った。

Photo By: Lance Cpl. Levi Schultz
This photo is for illustrative purposes only.
現在は4名の火力チーム3つに分隊長を加えた伝統的な13人編成であるが、新編成では新設の分隊長補佐1名の他、3名×3チーム、分隊長、そしてこちらも新設される分隊システムオペレーター(Squad System Operator)を入れた12人編成となる。

分隊システムオペレーターは通信機やタブレット端末など操作、電子戦、持ち運び式の無人偵察ドローンを運用することで、高い索敵・情報収集能力を分隊に付与することを目的としている。高い技術力が求められるがMOSとして新設されることはないという。

参考:アメリカ海兵隊が索敵能力向上のため各ライフル分隊に「電子戦オペレーター」の追加を検討中 - ミリブロNews

12人編成案における火力チームの編成については5人×2チームという案もあったが、これは変化が多すぎると考えられたようで、チーム数は同じにして人数が減らされた。火力が不足する際は、3名のチームに臨時に1名ずつを追加するという想定で、ネラー司令官によれば「いざという時すぐ元に戻せるようにした」ためであるという。


Screenshot from USMC official movie
編成だけでなく装備も大きな変更が行われる。当分は全員がM16A4自動小銃を使用することになるが、全員がM27IARを携行し、分隊に1丁高精度型のM38自動小銃が配備される予定。海兵隊は2018年4月にM27小銃を15000丁購入する契約をH&K社と交わしている。

関連記事:
米海兵隊がH&K社と『M27IAR』×15,000挺の追加購入を契約。平均単価は半額以下の約14万円へ大幅ダウン

その他タブレット端末や新型の無線機、暗視装置の配備も強化される。これらによる装備の重量増に対し、ボディアーマーやヘルメットなども順次新型が配備されるようだ。

中隊レベルでは81mm迫撃砲が8門から6門に、BGM-71 TOWが8門から4門に削減となる。代わりにより軽量なジャベリン対戦車ミサイルが8門から12門に増強され、さらに81mmとジャベリン運搬用のポラリスMRZR ATVが配備される。オスプレイによる輸送と組み合わせることで、素早い展開が可能となる。

人数の削減によって火力が不足するという懸念もあるようだが、その分を機動力と情報処理能力を用い、打撃力を集中させることで補うというコンセプトのようだ。

Source: 12-man rifle squads, including a squad systems operator, commandant says

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201805
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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