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米海兵隊が高速艇+潜水艇の特徴を併せ持ったハイブリッド艇「ハイパーサブ」の取得に関心か

海外軍事
4月17日、米カリフォルニア州キャンプペンデルトンで「揚陸機動探査実験(S2ME2: Ship-To-Shore Maneuver Exploration and Experiment)先進海洋技術演習2017(ANTX17: Advanced Naval Technology Exercise 2017)」がおこなわれた。

同演習は、水陸両用強襲作戦の支援を目的としており、初期偵察、脅威検出、偵察・排除、揚陸機動、揚陸戦闘火力、水陸両用指揮、通信、端末、情報、監視など多岐に渡る範囲をカバーする6つに大別される任務分野から、50以上の新技術が投入されている。これら新技術の中から、実戦での運用に利点を見出されたものは、今後正式な運用評価を見据えたスケジュールに移行される。

Photo from Hyper-Sub
その中の1つ、フロリダ州に本社を置くハイパーサブ・プラットフォーム・テクノロジーズ社(Hyper-Sub Platform Technologies, Inc.)のスピードボートにもサブマリーンにもなるハイブリッド艇「ハイパーサブ(HyperSub)」が、海兵隊の関心を引き寄せているようだ。


Photo from Hyper-Sub
ハイパーサブは、4人分のシートを確保する水上部位の「ドライチャンバー(Dry Chamber)」と、水中の「シーフレーム(Sea Frame)」という2つの主要パーツに分類できる。米海軍が運用している複合艇(RHIB: Rigid-Hulled Inflatable Boat)とほぼ同寸のサイズ感で、全長は45フィート(=約13.7メートル)ほどで、重量は3万ポンド(=約13.6トン)。480馬力のディーゼルエンジン×2基搭載により、最大6,000ポンド(=約2.7トン)の積荷を毎時30マイル(=時速約48キロメートル)で巡航できる。また水中では、最大時速6マイルで移動し、バッテリーとライフサポートシステムにより、平均12時間の水中運用が可能だ。


Photo from Hyper-Sub
ハイパーサブの運用で典型的なのは、精鋭部隊を敵拠点へ密かに送り込み、偵察するといった特殊任務となる。船体には軍用グレードの監視装置や機関銃、グレネードランチャーといった武装に十分な大きさを確保している。

小型の偵察武装ドローンが容易且つ安価に入手ができるようになった昨今、敵対勢力がこれらを使って拠点防衛をおこなっていることも考えられる。そのため、従来からある大型の水陸両用ヴィークルを投入した作戦は難しくなることが予想され、ハイパーサブのような装備が求められているようだ。

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