米軍特殊作戦司令部が、イラク・シリア等の武装組織への供給用に旧ソ連製機関銃の自国生産を計画
米軍特殊作戦司令部(USSOCOM: United States Special Operations Command)が、国内の中小企業技術革新制度(SBIR: Small Business Innovation Research)を通じて、ロシア製の機関銃を手始めに、戦地で人気が高い外国製武器を対象として、自国生産の可能性を模索していることが分かった。
DoD photo by Staff Sgt. Luis P. Valdespino Jr., U.S. Marine Corps. (Released)
This photo is for illustration purposes only.
昨今のイラクやシリアの戦地では、多くの戦闘員が、ロシア・旧ソ連製およびそのローカルメイドされたコピー品の武器をこぞって利用している。このことは、米軍の特殊部隊が現地の武装組織に対して武器を提供する際、各国の武器市場を通じて、その本体やスペア部品を掻き集めなければならないことを意味している。
そこでSOCOMは、ロシア製の武器を購入して提供する代わりに、ライセンスの問題を抱えるものの、自分たちで製造することを考え、国内の企業に対してそれら外国製の武器製造を計画するよう求めている。
なお、NSV重機関銃については「実弾発射を含めた完全動作を可能とする試作モデル×5挺」の製造が求められている。
そこでSOCOMは、ロシア製の武器を購入して提供する代わりに、ライセンスの問題を抱えるものの、自分たちで製造することを考え、国内の企業に対してそれら外国製の武器製造を計画するよう求めている。
4月7日付で作成されたSBIRの手引書によると、「国内製造によって、オリジナルと同等以上のものを製造すること」がそのゴールとして設定され、7.62×54R弾を使用するロシア製のベルト給弾式汎用機関銃「PKM(Pulemyot Kalashnikova Modernizirovany)」と、12.7x108mm弾を使用する「NSV(Nikitin, Sokolov, Volkov)重機関銃」の名を具体的に挙げて取り組むことが示されている。
Photo by Sgt. First Class Barbulescu Alcor
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なお、NSV重機関銃については「実弾発射を含めた完全動作を可能とする試作モデル×5挺」の製造が求められている。
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