NEWS

米軍特殊作戦司令部が次世代スナイパーライフル用の光学機器を計画。先進狙撃銃(ASR)と関連か?

海外軍事 Comments(0)
米軍特殊作戦司令部が次世代スナイパーライフル用の光学機器を計画。先進狙撃銃(ASR)と関連か?
Photo by Lance Cpl. Charles Santamaria
This photo is for illustration purposes only.
米軍特殊作戦司令部(USSOCOM: United States Special Operations Command)が、4月28日付け連邦事業機会(FBO: Federal Business Opportunities)の公告を通じて、次世代スナイパーライフルでの長距離射撃を支援する「精密可変倍率スコープ/精密照準レーザー(P-VPS/PAL: Precision Variable Power Scope/Precision Aiming Laser)」計画に関する情報依頼書(RfI: Request for Information)を発出した。応答者に対して、5月31日までの期限が設けられている。
RfIの目的は、将来に向けた種蒔き的な位置付けとなり、具体的な提案に基づく見積書を求めるものではないが、技術試験計画を8月21日から25日に掛けてケンタッキー州フォート・ノックス陸軍駐屯地でおこなうことが示されている。

P-VPS/PALは、無線データ転送機能や内蔵スコープディスプレイ、リアルタイム弾道計算表示に特徴を持つ、可視光・赤外線ポインター/イルミネーターとレーザー測距器を備えた可変式ライフルスコープ。

重量は4ポンド(=約1.8キログラム)以下で、ピカティニー規格レイルでの取り付けを可能とし、実射2,000発の耐久性能を持つことが求められている。また、非反射カラーで、66フィート(=約20メートル)の浸水に2時間耐える防水性を持ち、ズームに合せてレティクルの大きさが変わるファーストフォーカル(FFP: First Focal Plane)方式とし3~25倍率であることが示されている。

SOCOMは同月の6日付で「先進狙撃銃(ASR: Advanced Sniper Rifle)」の正式取得に向けた情報依頼書を発出していることからも、今回のRfIがそれに向けたものであることも考えられる。

関連記事:
米軍特殊作戦司令部が「アドバンスド・スナイパーライフル」の正式取得に向けた情報依頼書を発出

同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop