なぜアメリカ海兵隊はM17/M18 MHS新型制式拳銃を購入するに至ったか
アメリカがもつ4軍の中でも独自の道を征くことで知られる海兵隊。ベトナム戦争中はM14自動小銃にこだわり、そして今も「すべての海兵は小銃手(ライフルマン)である」のモットーのもと、カービンではなくM16A4自動小銃やM27 IARにこだわる彼らが、なぜ拳銃については陸軍に追随することになったのだろうか。
Photo from U.S. Army
海兵隊員の装備供給を司る海兵隊システム司令部のトップ、ジョセフ・シュレーダー准将は「率直に言えば議会がそうするように求めたからであるが、陸軍が何かを選ぶ時、海兵隊は同じ道をとらない理由を考えておくべきと思う」と、海軍主催の軍需産業イベント「SEA AIR SPACE EXPOSITION」にて語った。
またシュレーダー准将は「多くの決断においてもっとも影響するのは、陸軍がどうしているのか、そしてそれは海兵隊にとって合理的なものであるのか。あるいは運用上、契約上、ありとあらゆる面において、そちらに乗り換えずにおく理由があるかどうかだ」と、陸軍が使用する装備について今後も積極的に取り入れていく可能性を示した。
M17/M18拳銃に関しては、その性能上、旧式のM9にこだわり続ける積極的な理由がないと判断されたようで、2019年予算請求では、3万5千丁のMHS購入のために600万ドル(約6億6千万円)を計上。調達・整備コストの削減や、より多くの兵士に対して最適な装備を与えるべく、M9/M9A1から.45口径のM45A1やグロック19であるM007などを置き換えるとしている。なお、フルサイズのM17とコンパクト版のM18両方ではなく、M18のみの導入が検討されているようだ。
Source: Marine Leaders Explain Corps' Decision to Buy Army's New Pistol | Military.com
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201805
またシュレーダー准将は「多くの決断においてもっとも影響するのは、陸軍がどうしているのか、そしてそれは海兵隊にとって合理的なものであるのか。あるいは運用上、契約上、ありとあらゆる面において、そちらに乗り換えずにおく理由があるかどうかだ」と、陸軍が使用する装備について今後も積極的に取り入れていく可能性を示した。
M17/M18拳銃に関しては、その性能上、旧式のM9にこだわり続ける積極的な理由がないと判断されたようで、2019年予算請求では、3万5千丁のMHS購入のために600万ドル(約6億6千万円)を計上。調達・整備コストの削減や、より多くの兵士に対して最適な装備を与えるべく、M9/M9A1から.45口径のM45A1やグロック19であるM007などを置き換えるとしている。なお、フルサイズのM17とコンパクト版のM18両方ではなく、M18のみの導入が検討されているようだ。
Source: Marine Leaders Explain Corps' Decision to Buy Army's New Pistol | Military.com
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Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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