「5.11」の生みの親で登山家のロイヤル・ロビンス氏が82歳で死去

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「5.11」の生みの親で登山家のロイヤル・ロビンス氏が82歳で死去
Photo by Pat Ament, from Wikipedia
カーゴパンツやコンシールメントベストなど「タクティカルウェア」メーカーの中でも、代名詞的な「5.11」社創立のきっかけとなった人物、ロイヤル・ロビンス(Royal Robbins)氏が2017年3月14日、82歳で亡くなった。
ロビンス氏は1935年生まれ。アメリカのロッククライミングのパイオニア的存在で、特に1967年、ピトンやハーケンの使用を抑えて岩場に与えるダメージを少なくする「クリーン・クライミング」を、ヨセミテの「ナットクラッカー」でアメリカで初めて行ったことで知られている。その後もクライミングやカヤック、著作活動を続けながら、クライミング用ギアを製造・販売する「ロイヤル・ロビンス」社を創立する。

ヨセミテでの登山中、機能的で丈夫な衣類が必要だと考えたロビンス氏は1968年に1本のパンツを開発し売り出した。ルートの難易度を表す「デシマル・グレード」で最高難度を表す「5.11」の名をつけられたそのパンツは評判となり、やがてFBIアカデミーに支給されるようになった。その後「5.11」はタクティカルウェアメーカーとしてロイヤル・ロビンスから分かれ、現在も法執行機関や民間軍事会社、競技シューター達に愛されるブランドとなっている。

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201703
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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