ポーランド陸軍向け、国内銃器メーカー (ZMT) 製の近代化改修版 UKM-2000P 汎用機関銃
ポーランド北部のヴァルミア・マズールィ県オストルダで、6 月 2 日から 5 日を会期として開催された防衛展示会、「プロ・ディフェンス (Pro Defense) 」において、国内の銃器メーカーである「タルヌフ機械工場 (ZMT: Zakłady Mechaniczne Tarnów) 」が、陸軍納入版の 7.62 mm x 51 NATO 弾を使う近代化改修した UKM-2000P 汎用機関銃 (UKM: Uniwersalny Karabin Maszynowy) を展示した。
Photo: modernised UKM-2000P general-purpose machine gun / ZMT
ポーランド国内で 2000 年までライセンス生産されてきた 7.62x54R mm PKM 機関銃からのリプレイスを図る一環であり、開発元である ZMT では、これまでにその第一陣となる 30 挺を陸軍に納品している。
ポズナンにある軍の訓練センターにも数挺が送り込まれており、そこでは特殊部隊員による協力の下、26 箇所に及ぶ改良点を見出している (当初の改良は 19 箇所を予定)。これらの改良を実装することにより、人間工学面での向上が図られる他、操作性や機械的観点での優位性を増したモデルに仕上げている。
UKM-2000P昨年 6 月、国防省の軍備視察団 (Armament Inspectorate) が、近代化改修された UKM-2000P 機関銃の供給に関して総額 2,476 万ポーランドズォティ (=約 6 億 9,000 万円)、複数年に跨っての調達契約を交わしている。2018 年までに累計 380 挺の供給がおこなわれる予定。
* Cartridge: 7.62 mm x 51
* Weapon Length: 1,203 mm
* Barrel Length: 547 mm
* Weight: 8.4 Kg
* Effective Range: 1,500 m
* Rate of Fire: 700-850 Rds/min
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