米国のAI技術企業が無人機開発会社を買収
V-BAT 128 UAS (For Illustration Purpose Only)
防衛産業にAI技術を提供しているシールドAI社(Shield AI、米)は、先進的な無人航空機技術をもつマーティンUAV社(Martin UAV、米)を買収したと発表した。
マーティンUAV社は、垂直離着陸(VTOL: Vertical Take-Off and Landing)が可能な無人航空機「V-BAT」の開発実績をもっており、シールドAI社は自社の戦闘実績をもつAI「Hivemind」を当機に搭載することで軍用技術の更なる革新を目指している。
このHivemindは、機械学習の性能およびシミュレーションの精度が強化されており、航空機に搭載することで飛行経路策定・地形分析・状態推定(計測されていない情報を膨大なデータから推測する分析法)が可能となる。これにより、従来の無人航空機よりもさらに多様な任務に対応できるようになる。
V-BATはもともと多目的無人航空機として設計され、部隊防護・空中偵察・哨戒・目標探知など様々な役割をこなすことができる。推力を生み出すプロペラは一基のみだが、長時間かつ長距離の航行が可能となっている。
V-BATにHivemindが搭載されることで、最終的にはGPSや外部との通信に頼らずに対空砲火や電子戦装置による妨害をかいくぐって敵地での情報収集を実行できると期待されている。
シールドAI社はAIソフトウェアの専門企業であるヘロン・システムズ社(Heron Systems) を買収したばかりであり、米国軍事産業のAIおよび無人航空機分野における今後のさらなる発展に注目が集まっている。
松井の所見:
本記事で紹介されてシールドAI社は、短期間で2社の買収を行っており、膨大な資金のやり取りが行われたのは確実である。米国の企業、特にエンジニアリングに関わる企業は、大手・ベンチャーに関係なく、巨額の投資や買収によって先進技術や新事業の発展に尽力している。3社(シールドAI社、マーティンUAV社、ヘロン・システムズ社)が公開している映像はどれも素晴らしいものであり、投入した時間・労力・資金は大変なものであったと思われるが、相応の結果が出ているのは明白である。各企業はまた、不安定な情勢下で経費削減や人員調整に苦労をしていると思われるが、その中でも必要な投資や資金運用を行うことで米国が誇る技術基盤を支えている。3社が一体となって軍事技術に革新を生み出したとき、次はどのような製品が生まれるのだろうか。
出典:アーミー・テクノロジー「Shield AI to takeover VTOL aircraft developer Martin UAV」
本記事で紹介されてシールドAI社は、短期間で2社の買収を行っており、膨大な資金のやり取りが行われたのは確実である。米国の企業、特にエンジニアリングに関わる企業は、大手・ベンチャーに関係なく、巨額の投資や買収によって先進技術や新事業の発展に尽力している。3社(シールドAI社、マーティンUAV社、ヘロン・システムズ社)が公開している映像はどれも素晴らしいものであり、投入した時間・労力・資金は大変なものであったと思われるが、相応の結果が出ているのは明白である。各企業はまた、不安定な情勢下で経費削減や人員調整に苦労をしていると思われるが、その中でも必要な投資や資金運用を行うことで米国が誇る技術基盤を支えている。3社が一体となって軍事技術に革新を生み出したとき、次はどのような製品が生まれるのだろうか。
出典:アーミー・テクノロジー「Shield AI to takeover VTOL aircraft developer Martin UAV」
元自衛官・警察官・PSCのYoutubeチャンネル『ガチタマTV』
提供:田村装備開発株式会社
Matsu (@mattsannENG)
原子核工学を専攻し、量子光学まで専門性を発展させる。その後、航空系防衛製品の輸入関連に従事。現在は田村装備開発(株)のミリブロ担当としてNews記事を執筆している。
公式ホームページ
サバゲーフィールドT-MOUT
Youtubeチャンネル
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント