シグ社が米鉄道警察での『P320』ピストル暴発の一件についてコメントを寄稿

ミリタリーブログサポートチーム

2019年09月19日 11:04


Photo from Southeastern Pennsylvania Transportation Authority (SEPTA).
This photo is for illustrative purposes only.
米公共ラジオネットワーク(NPR: National Public Radio)会員の地元メディア、「WHYY(Wider Horizons for You and Yours)」がペンシルベニア州フィラデルフィアの鉄道警察において『SIG P320』ピストルの暴発事件を伝えた。南東ペンシルベニア交通局(SEPTA: Southeastern Pennsylvania Transportation Authority)は事件を受けて、代用ピストルとして急遽「Glock17」ピストル×350挺とそのホルスターを調達する事態に至っている。

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大手銃器メディアの「ファイアーアームブログ(TFB)」がシグ社にコメントを求め、その全文が掲載されている。

それによるとシグ社は「P320は、銃器市場で最も革新的で人気のあるピストルの1つであり、米軍をはじめとする世界各国の軍法執行機関に選ばれている」「メディアを含め、内外問わず銃器業界の信頼できる専門家がP320に関する質問に回答しており、その安全性を最終的に決定している」「当社は銃器の不注意な取り扱いに焦点を当てた問題にも迅速かつ包括的に対応したと判断されており、ピストルの設計や機能に問題はなく、常にすべての安全基準を超えている」「2年前にリリースした無料アップグレードによって、その安全性は現在市場に出回っている他のどのピストルの基準をも凌駕する、かつてないレベルに引き上げている」「P320は歴史上最もテストされ実績のある小火器の1つであると言える」としている。

また今回のSEPTAの判断とその対応については、「現在調査がおこなわれている最中であるため、コメントするのは時期尚早だ」と前置きしながらも、「しかしながら我々があずかり知るところで言えば、SEPTAは問題となったP320をフィラデルフィア警察署の銃器専門の科学捜査班に送致しており、その結果、安全性能については設計通りに機能していると判断されている。今回の暴発が不注意な取り扱いによるものであったのかどうかは定かではない」としている。

Source: Breaking: SIG Sauer Responds To SEPTA P320 Media Report
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