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米鉄道警察で『SIG P320』ピストルが暴発。交通局は即時廃止を決め「Glock17」へ急遽リプレイス

海外軍事 Comments(2)
米鉄道警察で『SIG P320』ピストルが暴発。交通局は即時廃止を決め「Glock17」へ急遽リプレイス
Photo from Southeastern Pennsylvania Transportation Authority (SEPTA).
This photo is for illustrative purposes only.
米ペンシルベニア州フィラデルフィアの鉄道警察で、『SIG P320』ピストルが暴発する事件が発生し、交通局が急遽代用のピストルとホルスターの調達に奔走する事態となっている。
米シグ社のお膝元であるニューハンプシャー州のメディアは、「フィラデルフィア鉄道警察は事件後、SIG P320ピストルをスクラップ(廃止)している」との見出しを付けて報じている。

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南東ペンシルベニア交通局(SEPTA: Southeastern Pennsylvania Transportation Authority)によると、事件が起きたのは8月26日のラッシュアワー時(混雑時間)。当局の報告資料では、地下鉄「サバーバン駅」で警官とパートナーがパトロールをおこなっており、SEPTAの警察カートから出た際に両名が「バン!」と大きな音が鳴るのを耳にし、その直後にガンパウダーの匂いが漂っていたことが記録されている。
暴発を起こした警官のP320ピストルは、SEPTA警察の標準サービスピストルとして支給されていたものであり、そのサイホルスター(thigh holster)にはしっかりと収納されていたという。

なお当該P320ピストルは、当局の実施する予備検査において問題は見付かっていない。調査が続けられている。

SEPTAは緊急対策としてP320をリプレイスさせるため、グロック社の「Glock17」ピストル×350挺とホルスターの購入をおこなっている。しかし、新たにオーダーを出すため、その製造には数ヶ月を要すとみられており、当面の間は地元フィラデルフィア警察署(PPD)から同数を借り受ける格好で乗り切るとしている。

米鉄道警察で『SIG P320』ピストルが暴発。交通局は即時廃止を決め「Glock17」へ急遽リプレイス
Photo: P320 Voluntary Upgrade Program via SIG Saurer official website.
法執行関連の従事者におけるSIG P320の暴発はこれまでに幾つか寄せられている。
①コネチカット州スタンフォードの警察官がP320を落下させて左脚を負傷し、その後の民事で和解した事例の他、②フロリダ州オーランド警察のSWAT隊員がホルスターごと落下させ脚を撃ち抜いた一件や、③バージニア州ラウドン郡の保安官代理がホルスターから取り出そうとしたところ引き金に触れていないにも拘らず暴発し重症を負った件など、少なくとも3名の負傷が明らかとなっている。

P320による一連の暴発事件を担当する弁護士によると、「SIG製品の意図しない発砲に関連する事件については定期的に連絡を受けている」「身体のわずかな動き、ホルスターへの衝撃、銃に手を置くことで発砲する可能性がある」とし、「これは法執行機関の安全問題だけでなく、深刻な公共安全の問題だと考えている」と糾弾している。

Source: SEPTA police to get new service weapons after Sig pistol accidentally fires

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この記事へのコメント
自衛隊も次期正式採用が決まったばっかし。
Posted by sentences | at 2019年09月14日 06:56
おいおいM9の後継の
米陸軍正式の筈だろ大丈夫か
Posted by なら | at 2019年09月12日 17:41
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