米軍SOCOM向け新型軽量中型機関銃(LWMMG)のPVをジェネラル・ダイナミクス社が公開

ミリタリーブログサポートチーム

2019年11月07日 10:40

ジェネラル・ダイナミクスOTS社は先日、開発中の軽量中型機関銃(LWMMG)のプロモーション動画をYouTubeに投稿した。LWMMGは米軍特殊作戦司令部(SOCOM)や海兵隊への導入を目指しており、7.62mm機関銃と.50口径重機関銃のギャップを埋め、機動性と高い火力の両立を期待されている。

参考: 米軍特殊作戦司令部と海兵隊が.338ノーママグナム弾を使用する軽量中型機関銃の市場調査を公示 - ミリブロNews

Photo from GD-OTS

使用される.338ノーマ・マグナム(NM)弾は1,000メートルでレベル3ボディアーマーや軽装甲を無効化でき、7.62mmNATO弾の実に4倍のマズルエナジーを持つ。弾道特性はより大型の.50口径に迫るもので、その有効射程は実に1,700メートルに及ぶ。

Screenshot from GD-OTS YouTube video

総重量は約10kgほどで、5.56mmクラスほどではないが軽量な部類である。手持ちでの運用や、より小型の車両への搭載なども容易になる。

Screenshot from GD-OTS YouTube video

なお有効射程が1,700メートルともなると肉眼のみでの照準は困難になる。なんらかの照準補助装置の使用が前提であることは間違いなく、電子補正式の光学照準器や、ARゴーグルなどの使用も間近であることが伺われる。

参考:米陸軍が「遠征戦士実験(AEWE)2020」で『EX321』弾道計算ライフルスコープを評価 - ミリブロNews

Source: The next generation - Lightweight Medium Machine Gun (LWMMG)

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201911
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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