米陸軍が「遠征戦士実験(AEWE)2020」で『EX321』弾道計算ライフルスコープを評価
「陸軍遠征戦士実験(AEWE: Army Expeditionary Warrior Experiments)2020」の実弾射撃レンジイベントがジョージア州フォートベニングでおこなわれた。
Photo from U.S. Army Expeditionary Warrior Experiments (AEWE)
このイベントで、『タロン・プレシジョン・オプティクス(Talon Prescision Optics)』の「EX321弾道計算ライフルスコープ(Ballistic Calculating Riflescope)」と精密誘導火器システムが持ち込まれ、200~600メートルの未確認距離の中でその能力評価がおこなわれている。
関連記事:
アメリカ軍の次世代小銃・分隊支援火器には「デジタル照準器」が装備される
タロン社は、射撃の素人でも確実に命中させる「魔法の狙撃システム」「Linux搭載ライフル」の開発で知られる「トラッキングポイント(TrackingPoint)」の新設企業。タロンのヘッドアップディスプレイ(HUD)およびトラッキングポイント社の技術は、スマートフォンまたはiPadを使用し、兵士は捕捉したターゲットをタグ付けすることで追跡しながらも視界を確保できる。
Photo from U.S. Army Expeditionary Warrior Experiments (AEWE)
関連記事:
「アメリカン・スナイパー」夫人が NRA トップシューターとの射撃対決に「パーフェクト」勝利
タロン社によるとEX321は、3-21xのデジタルライフルスコープとなっており、重量は3.17ポンド(約1.4キログラム)となり、火器プラットフォームに依存しないとのこと。また最大射程とその射撃精度を拡張することによって、兵士のリーサリティ―(殺傷性)向上に寄与するだけでなく、射撃技量の育成時間短縮や、消費弾薬の削減とそれに伴う運搬重量の軽量化にも繋がるとしてアピールしている。
Screenshot from U.S. Army Expeditionary Warrior Experiments (AEWE)
関連記事:
TrackingPoint が IS・アルカイダと戦う米国戦士の支援を目的に最新スマート小銃 10 挺を無償提供
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント