TrackingPoint が IS・アルカイダと戦う米国戦士の支援を目的に最新スマート小銃 10 挺を無償提供
「スマート小銃」の開発をリードする TrackingPoint 社が、中東の地で IS (Islamic State, ISIL, ISIS, イスラム国) やアルカイダ (Al Qaeda) といったテロの脅威と日々戦う米国の任意の政府機関を支援する目的で、同社のスマート小銃製品 10 挺の無償提供を発表した。
提供対象は、「分隊レベルの精密小火器 (SQLPFs: Squad-Level Precision-Firearms) 」と名付けられたカテゴリーの新製品で、5.56mm NATO 弾対応の「M600 SR」と 7.62mm NATO 弾対応の「M800 DMR」。
今回の発表について同社創設者で CEO のジョン・マックヘイル (John McHale) 氏は「その場に居合わせて事態を見ることは難しいが、我々が受け持つ分野で貢献したい。提供するこの 10 挺のハイテク銃は、数こそ多く無いように聞こえるが、部隊の殺傷能力を劇的に向上させることができる。きっと敵は 10 挺の銃を 200 人の部隊と錯覚するほどに強力なものに感じるだろう」と述べている。
提供対象は、「分隊レベルの精密小火器 (SQLPFs: Squad-Level Precision-Firearms) 」と名付けられたカテゴリーの新製品で、5.56mm NATO 弾対応の「M600 SR」と 7.62mm NATO 弾対応の「M800 DMR」。
今回の発表について同社創設者で CEO のジョン・マックヘイル (John McHale) 氏は「その場に居合わせて事態を見ることは難しいが、我々が受け持つ分野で貢献したい。提供するこの 10 挺のハイテク銃は、数こそ多く無いように聞こえるが、部隊の殺傷能力を劇的に向上させることができる。きっと敵は 10 挺の銃を 200 人の部隊と錯覚するほどに強力なものに感じるだろう」と述べている。
M600 SR は M4A1 のリプレイスを狙う設計で、射手の技量や経験値に関係なく、600 ヤード (=約 550 メートル) 離れた場所からの初弾成功確率 87% をもたらすことを謳っている。一方の M800 DMR は現行の M110 や M14 からのリプレイスを狙うもので、800 ヤード (=約 730 メートル) 離れた場所からの初弾成功確率 89% を謳っている他、時速 20 マイル (= 32 キロメートル) で移動するターゲットの排除も可能としている。陸軍が 1999 年当時に取得した独自のデータを引き合いにしたところ、TrackingPoint の射撃システムは、今日の作戦に従事するスナイパーと比較しておよそ 33 倍のキルレートを示していると云う。
ターゲットを捕捉し排除するまでトータル僅か 2.5 秒を誇る「RapidLok」と名付けられたターゲット排除火器管制システムや、兵士の身を晒す事無く精確な射撃を成功させるウェアラブルグラス連携の「Zero-Signature Lethality」といった特徴も併せ持つことができる。
価格は M600 SR が 9,995 ドル (=約 120 万円)で、M800 DMR は 15,995 ドル (=約 200 万円)。
2014 年 2 月に陸軍が一握り分の数量を試験的に調達していたが、その後、同社にとっての吉報に繋がることは無かった。むしろ事態は逆で、同社は今年に入ってから経営難に遭遇し、およそ 4 ヶ月に渡って受注停止に追い込まれている。そして 9 月に入ってから操業を再開する運びとなっており、年末には大きな賞金を懸けたイベント開催も控えている。
TrackingPoint 2015/11/04
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント