ロシアの銃火器メーカー 新月の夜に補助光無しで約2kmの長距離射撃に成功

ミリタリーブログサポートチーム

2019年12月24日 18:02

長距離射撃では銃の精度を確保するのはもちろん、ターゲットを視認し照準することにも特別な工夫が必要となる。晴天下でも困難なものとなるが夜間となると条件はさらに厳しい。そんな困難な射撃にロシアの銃火器メーカー、ロバエフ・アームズ社が成功した。
ロバエフ・アームズ社は過去に4,000メートル超のターゲット射撃を成功させている。今回のチャレンジも同じく.408 Cheytac口径のSVLK-14が使用され、射手のセルゲイ・シュマコフが1,920メートルから5発を命中させた。

参考:ロシア製スナイパーライフル「SVLK-14S」を使って、世界最長となる「4,178メートル」の標的射撃に成功 - ミリブロNews

特筆すべきはパッシヴ式の暗視スコープのみで照準したことだろう。いくら暗視機能があれども、新月の明かりがない晩に赤外線ライトやレーザーなどの補助光源がなければ2,000メートル先の標的を見るのは難しい。

なお、同社によれば今回の挑戦には2年半の準備が必要であったとのこと。春には2,300メートル、2,500メートルとさらに距離を伸ばして挑戦するという。

Source: ‘Record’ shot dead! WATCH Russian sniper hit ALL targets in COMPLETE DARK at 2km distance — RT Russia News

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201912
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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