アメリカ海軍がルームクリアリング後の監視用超小型モーションディテクターの特許取得
USCENTCOM for illustration purpose only.
アメリカ海軍情報戦センターは産学共同研究によって「Room breach digital sensor alert device(RBDSAD……部屋内侵入者検知警告装置)」を開発、特許を取得した。
建物のクリアリングでは部屋の中にとどまっている敵だけでなく、建物の中を動き回っている敵にも留意しなければならない。当然一度制圧した部屋であっても、敵が戻ってきている可能性を考慮して行動する必要がある。このため、軍や警察の突入部隊では、制圧した部屋に隊員を1人残して警戒させることがあるが、これが戦力を削いでしまうことが問題であった。
RBDSADはモーションセンサーやLEDを組み合わせた小型のデバイスで、制圧した部屋に置いておき、周囲に動きがあれば音や光など様々な方法で知らせてくれる。電池駆動式で再利用が可能なため、制圧区域の移動とともに回収・再設置もできる。カメラを組み合わせることで、侵入者の記録を残すこともできるという。
また、任意の色に光らせることができるため、制圧終了の目印として使うケムライト(折って薬剤を混ぜると化学反応で発光する使い捨て光源)の代わりになる。
Image from U.S. Patent Office
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