米陸軍 次年度にMk.22 PSR(精密狙撃小銃)536丁分の予算見積 海兵隊も導入予定
アメリカ陸軍は2021年会計年度の予算見積においてMk. 22 PSR(Precision Sniper Rifle)の保有数を大幅に増やし、536丁購入することを決定した。調達金額は1千13万ドル。さらに2025年までに合計1516丁を購入する。配備開始は2021年第4四半期を予定。
Mk.22はバレット社のMRADをベースとした対人狙撃銃。ごく少数の部品交換で7.62mm、.300NM、.338NMの3種類の口径にコンバートでき、任務に合わせた様々なセットアップが可能である。
バレット社による製品解説動画。
Barrett MRAD® - YouTube
陸軍広報によれば、Mk.22によって現行の.50口径M107狙撃銃、7.62mm口径のM2010狙撃銃をリプレイスするとのこと。Mk.22はM107より軽量、かつ有効射程で勝り、狙撃手の攻撃力、生存性を大きく向上させる。
また、予算見積文書によれば「fire control(撃発制御)」機能を持つ電子補正式照準器を使用することが考慮されている。これとクリップオン方式のサーマルビジョンを組み合わせることで、カウンタースナイパー任務や低光量化での任務など、あらゆる内容・環境での作戦を行うことができるという。
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