アメリカ陸軍 H&K社と契約更新 M110A1 CSASS狙撃銃/SDM-R選抜射手小銃を3350万ドル分追加購入

ミリタリーブログサポートチーム

2020年03月12日 21:30


Photo from U.S. Army for illustration purpose only


アメリカ陸軍はH&K社との契約を更新し、新たに3350万ドル(約35億円)分のM110A1 CSASS(コンパクト・セミオート狙撃システム)およびバリエーションのSDM-R(分隊選抜射手ライフル)を追加購入する。

M110A1 CSASS、SDM-RはともにH&K社のHK417自動小銃がベースモデルとしアッパーレシーバーの材質変更による強化などの改良を施したもの。2者は基本的には同じものと言ってよいが、前者が狙撃手が用いることを前提としているのに対し、後者は分隊支援火器として用いられることを前提としている。

参考記事:
米陸軍が新型「分隊選抜射手ライフル(SDM-R)」『M110A1』の試験写真を公開 - ミリブロNews

M110A1は遠距離射撃に適したM118LR弾薬を使用し、シュミット&ベンダー社の3-20X50 PMII Ultraを照準器として使用する。


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SDM-Rはボディアーマーに対して効果を発揮するM80A1弾薬が用いられ、より近接した目標に対して有利なシグ社のTANGO6 1-6×24を使用している。バットストックの形状にも違いがある。


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関連記事:
米陸軍の『分隊選抜射手ライフル(SDMR)』にシグ社のライフルスコープ『TANGO6 1-6×24』が選定 - ミリブロNews

Source: U.S. DEPARTMENT OF DEFENSE > Contracts For March 4, 2020

Text: Chaka (@dna_chaka)
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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