HUD型ハイテク・ゴーグル、MOD / MOD Live
革新的な Micro Optics Display (MOD) 技術で広くアウトドア愛好家の間で高い評価を受けるカナダの企業 Recon Instruments社 が、ベンチャーキャピタルの支援を受け、更なる独自技術の開発に乗り出す。資金面だけでなく、技術面においても 高耐久性の Imaging Systems, TWS (Thermal Weapon Sights), Night Vision Systems などで、軍への納入実績を持つ、Kopin Corp が開発に参加することなどが盛り込まれている。
⇒
Recon Instruments Fall 2011 Product Lineup
同社は、スキーゴーグルに内蔵する Androidベースの装置 "MOD Live" の成功をベースに展開。MOD Live では、ゴーグルが HUD (Head-Up Display) となり、スキーヤーの移動速度や高度、外気温、GPSによるナビゲーション、ジャンプでの滞空時間や距離・高さの表示、ストップウォッチやトラッカー (軌跡) などが表示され、スキーヤーを情報面でサポートしてくれる。また Bluetooth での接続に対応し、携帯電話の着信や、テキストメッセージへの自動返信、音楽再生リストの管理などがおこなえ、デジタル情報を一括管理する「ハブ」としても活躍する。
既に昨年末から日本を含め、アウトドアショップなどで一般に販売がおこなわれており、価格は Bluetooth携帯と連携する MOD Live 版で 399ドル (約 30,000円) 、連携機能なしの "MOD" が 299ドル (約 23,000円) と比較的手頃な設定。
ハイテク機能満載の MOD は、スキーシーンだけにとどまらず、軍用途での展開にも期待したいところ。ちなみに、同社は 米軍兵士が戦術訓練の際に御用達のゴーグルブランド "SCOTT" とパートナーシップを結んでいるという。
Recon Instruments 2012/01/17
Financial Post 2012/01/18
関連記事