中南米で初、凶悪犯罪増加のブラジルでトイガンの販売が禁止へ

ミリタリーブログサポートチーム

2013年09月27日 13:08

ブラジルでは、高まる傾向にある銃関連での犯罪を抑制するため、「暴力による文化を変える事は子供時分よりやらねばならない」とのことで、中南米地域では初となるトイガン販売が禁止される見込み。2014 年度から首都 Brasília をはじめとする連邦直轄地区 (Federal District) での玩具を含めた模造銃の販売店舗に対して 5,000 - 100,000 real (約 2,200 - 45,000 USD) の罰金、30 日間の営業停止処分または販売許可証の剥奪が科せられる。地方当局では、4 ヶ月の猶予期間を設け、販売業者が抱えた在庫処分の流通を刺激する対策を打ち立てた由。
ブラジルでは、1996 年当時に人口 10 万人当たりの殺人事件発生件数が 24.8 ポイントに対し、2011 年度では 27.1 ポイントに上昇。昨年発生した 43,000 件の暴力が原因の死亡事件における 73 % が銃器関連によるもの。

The Guardian 2013/09/25
AFP 2013/09/25
Photo : Lunae Parracho/Reuters via Boston.com
Image is for illustration purposes only.

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