現状渡し・現地引取り、アフガン米軍の施設装備品が大量売出し

ミリタリーブログサポートチーム

2013年12月27日 12:55

米軍のアフガン撤退が来年度に迫る中、前線基地で使用された大量の施設関連の装備品が売りに出される。英紙 Telegraph によると、12/20 に発出された公開入札書類の「ガレージセール」では、テントなどの収容施設、タンクローリー、発電機、白モノ家電といった幅広いジャンルの装備品が対象で、そのまますぐにでも軍のキャンプを維持できるほどの物量。額にしても数百万ポンド相当の価値を持つものになる模様。なお、戦車や戦闘車両、ランチャーなどは今回のリストから除外されている。ただし問題は、引き取りについて現実的にかなりハードルが高く、落札者は現状渡しで且つ、世界で有数の危険地帯、タリバンとの戦闘域近くの前方作戦拠点 (FOB : Forward Operating Bases) まで引き取りに行く必要があるとのこと。

Telegraph 2013/12/22
Photo by Lt. Col. Keith Moore/Arkansas ADT Public Affairs officer
Image is for illustration purposes only.

過去の「米軍アフガン撤退に伴う膨大な装備品の処分方法」について:
米国、アフガン配備の MRAP 2,000 両を帰還させず売却を模索
米陸軍の不要 MRAP、警察部隊で引き受け
アフガン撤収に伴う米軍の膨大な装備品が廃棄処分に

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